クマ治療に最適な時期は?美容外科医が「季節は関係ない」と言い切る理由
「クマ治療を受けたいけど、いつ受けるのがいいんだろう?」
これ、カウンセリングで本当によく聞かれる質問です。
ネットで調べるとクマ取りは「秋冬がベスト」「紫外線が少ない時期に受けましょう」と書いてある記事が多いので、時期選びで迷っている方はかなりいると思います。
でも、正直に言います。
クマ治療に「最適な季節」はありません。
もう少し正確に言うと、夏に受けても冬に受けても、腫れの出方や経過に差はほとんどないんですよね。私はオールシーズン手術していますが、季節による違いを体感したことは一度もありません。
今回はこの「クマ治療の時期」について、ネット上の定説がなぜ的外れなのか、強いて言えば気をつけるべきことは何か、そして「じゃあいつ受ければいいの?」という疑問に率直にお答えしていきます。
目次
1. 「クマ治療は秋冬がベスト」は本当か?
2. 季節で経過に差がない医学的な理由
3. 強いて言えば気をつけたほうがいいこと
4. じゃあクマ治療はいつ受けるべき?
5. 当院のクマ治療の種類と料金
6. よくある質問(Q&A)
7. まとめ
「クマ治療は秋冬がベスト」は本当か?
ネット上でよく見る定説
「クマ治療 時期」で検索すると、多くの記事が「秋から冬がおすすめ」と書いています。理由として挙げられているのは、だいたいこんな内容です:
- 紫外線が少ないから術後の色素沈着が起きにくい
- 涼しいのでダウンタイム中に過ごしやすい
- マスクが違和感なくつけられる
- 腫れや内出血に紫外線が悪影響を及ぼす
一見もっともらしいですよね。でも、実際に年間を通してクマの手術をしている立場から言わせてもらうと、これらの多くは根拠が薄い、もしくは的外れです。
正直なところ、季節による差は感じない
私はこれまで1,500件以上のクマ治療を行ってきましたが、「夏だから腫れが強かった」「冬だから経過が良かった」と感じたことは一度もありません。
春夏に手術した方と秋冬に手術した方で、ダウンタイムの経過に違いがあったかと言われると、全くないです。
これは感覚的な話ではなく、ちゃんと理由があります。
季節で経過に差がない医学的な理由
人間は恒温動物である
少し基本的な話になりますが、人間は恒温動物です。簡単に言うと、外の気温が変わっても体温が極端に変動しない生き物ということですね。
真夏の35度の日でも、真冬の0度の日でも、体の深部温度は約37度前後で一定に保たれています。
腫れや内出血の出方を左右するのは体内の状態です。外気温が高いからといって体温が上がって腫れが強くなる、なんてことは起こりません。もしそうなるなら、夏場は風邪を引いたときの腫れも冬より強くなるはずですが、そんな話は聞いたことがないですよね。
つまり、季節が手術の経過に与える影響は、医学的にはほぼないと言っていいと思います。
「紫外線で腫れが悪化する」は本当?
ネット上の記事では「紫外線が腫れや内出血を悪化させる」と書かれていることがあります。
正直に言うと、そんなことはないと思います。
腫れは手術による組織のダメージに対する体の反応であり、紫外線で腫れの程度が変わるという根拠は乏しいです。内出血についても同様です。そもそも日焼けして肌の色が黒くなっている方が、むしろ内出血は目立ちにくいくらいなんですよね。
強いて言えば気をつけたほうがいいこと
「じゃあ季節に関して一切何も気にしなくていいの?」と言うと、完全にゼロではありません。ただし、これは「ベストな季節がある」という話ではなく、「ちょっとした注意点」程度の話です。
傷跡がある施術では紫外線対策をしたほうがいい
切開ハムラ法のように皮膚を切開する施術や、脂肪注入のような針穴ができる施術の場合は、傷跡への紫外線対策はしておいた方がいいです。
これは腫れやダウンタイムの話ではなく、長期的に見て傷跡の色素沈着が起こりにくくなるという意味での紫外線対策です。
ただしこれは手術時期の話ではなく、術後のケアの問題です。夏に手術しても日焼け止めを塗ったり帽子を被ったりすればいいだけ。冬に手術しても、春先から紫外線は強くなるので結局対策は必要です。
つまり、紫外線対策は季節に関係なく、傷跡ができる施術をした方は通年で意識しておくべきことです。
なお、経結膜脱脂術や裏ハムラ法のようにまぶたの裏側からアプローチする施術は、皮膚表面に傷がつかないので、この点は基本的に気にしなくて大丈夫です。
真夏のマスク問題
クマ治療後は、腫れや内出血が落ち着くまでマスクでかなりカバーできます。
ただ、真夏の炎天下で長時間マスクをしているのはなかなかしんどい。外でマスクをつけ続けるのが辛い時期に手術を受けると、ダウンタイム中の外出がやや大変かもしれません。
とはいえ、これも「だから夏は避けるべき」というほどの話ではなくて、「ダウンタイム中は外で長時間過ごす予定を入れないようにしましょう」という程度のことです。室内ではマスクを外せますし、リモートワークの方なら特に問題ないでしょう。
じゃあクマ治療はいつ受けるべき?
答えは「受けたい時」
カウンセリングで「いつ受けるのがいいですか?」と聞かれたら、私はいつもこう答えています。
「受けたいと思った時で大丈夫です」
長期休みに合わせて受ける方は多いですし、それは現実的にダウンタイムを取りやすいという意味では合理的です。でもそれは「その季節が医学的にベスト」だからではなく、単純にスケジュールの問題ですよね。
本当にやりたい時がやりどきです。
先送りにしてもクマは良くならない
これは大事なことなのでしっかりお伝えしておきます。
クマ、特に黒クマ(目の下のたるみ・膨らみが原因のクマ)は、放っておいて自然に改善することはありません。加齢とともに目の下の脂肪の突出は進行していきますし、皮膚のハリも徐々に失われていきます。
「もう少し様子を見てから…」「来年の冬に受けよう…」と先送りにしている間に、状態は少しずつ進行していく。これが現実です。
だからこそ、時期選びで迷って先送りにするよりも、気になった今のタイミングで相談に来ていただく方がいいと私は思っています。もちろん手術を急かすつもりはありません。ただ、「季節が良くなるまで待とう」という判断は医学的には意味がないということは知っておくと良いと思います。
当院のクマ治療の種類と料金
当院ではクマの状態やご希望に合わせて、複数の施術をご提案しています。
経結膜脱脂術
まぶたの裏側から目の下の余分な脂肪を取り除く施術です。皮膚表面に傷がつかないため、ダウンタイムが比較的短いのが特徴です。目の下の膨らみが主な原因のクマに適しています。膨らみしか治せないので、正直脱脂のみがばっちりハマる方は多くありません。
脱脂+脂肪注入
脂肪を除去するだけでなく、凹みやすい部分に自身の脂肪を注入することで、より自然で滑らかな仕上がりを目指す施術です。脱脂だけでは凹みが目立ちやすい方に向いています。
裏ハムラ法
まぶたの裏側からアプローチし、目の下の脂肪を凹んでいる部分に移動させる施術です。脂肪を取り除くのではなく再配置するため、目の下全体のボリュームバランスを整えられるのが強みです。皮膚表面に傷がつきません。
切開ハムラ法
目の下の皮膚を切開して、脂肪の再配置と余った皮膚の切除を同時に行う施術です。たるみが強い方や、皮膚の余りがある方に適しています。傷跡がある分、裏ハムラ法よりダウンタイムは目立ちやすくなりますが、皮膚のたるみも同時に改善できます。
料金表(税込)
| 施術名 | 通常価格 | モニター価格 |
|---|---|---|
| 経結膜脱脂術 | ¥180,000 | ¥150,000 |
| 脱脂+脂肪注入 | ¥450,000 | ¥360,000 |
| 脱脂+脂肪注入+ナノファット | ¥600,000 | ¥480,000 |
| 裏ハムラ法 | ¥450,000 | ¥360,000 |
| 裏ハムラ+ナノファット | ¥680,000 | ¥540,000 |
| 切開ハムラ法 | ¥550,000 | ¥440,000 |
| 切開ハムラ+ナノファット | ¥780,000 | ¥620,000 |
| 脂肪注入(目の下・ゴルゴ等1部位) | ¥150,000 | ¥120,000 |
| 脂肪採取・作成料(脂肪注入単体の場合) | ¥150,000〜 | ¥135,000〜 |
| 笑気麻酔 | ¥10,000 | — |
| 静脈麻酔 | ¥50,000 | — |
※ 価格はすべて税込です。
※ 脂肪注入を単体で受ける場合は、別途脂肪採取・作成料(¥150,000〜)がかかります。脱脂+脂肪注入等のセット価格には作成料が含まれています。
※ 麻酔代は別途かかります。
よくある質問(Q&A)
Q1. ダウンタイム中にマスクでどのくらい隠せますか?
Q2. 長期休みに合わせて受けた方がいいですか?
Q3. クマは放っておいたら自然に治りますか?
まとめ
今回は「クマ治療に最適な時期」について、正直にお話ししました。
ポイントを整理します:
- 「秋冬がベスト」に医学的根拠は乏しい — 人間は恒温動物であり、季節で腫れや経過に差は出ない
- 紫外線が腫れを悪化させるという説も根拠が薄い — 傷跡の色素沈着対策は別問題であり、通年で意識すべきこと
- 強いて言えば気をつけること — 傷跡がある施術の紫外線対策と、真夏のマスクのしんどさくらい
- 受けどきは「気になった今」 — 先送りにしてクマが良くなることはない
時期選びで迷って何ヶ月も悩んでいるくらいなら、まずはカウンセリングでご自身のクマの状態を確認するところから始めてみてください。そのうえで、スケジュールが合うタイミングで受けていただければと思います。
カウンセリングでは、クマの状態を実際に拝見した上で、どの施術が適しているかを丁寧にご説明いたします。「まだ手術するか決めていない」という段階でも大丈夫ですので、お気軽にご相談ください。

著者情報
Iris beauty clinic
院長 平井 聡一郎 Dr.Hirai Soichiro
経歴
2017年岡山大学医学部医学科卒業
2017年神戸市立医療センター中央市民病院
2019年湘南美容クリニック 入職
2021年湘南美容クリニック 奈良院 院長就任
2023年湘南美容クリニック 神戸院 院長就任
2023年湘南美容クリニック 神戸三宮院 院長就任
2023年湘南美容クリニック エリア統括ドクター就任
2025年Iris beauty clinic 開院
自由診療に関する必須記載事項
- 施術名:経結膜脱脂術(けいけつまくだっしじゅつ)
- 施術内容:下まぶたの裏側(結膜側)から切開し、目の下の余分な眼窩脂肪を除去する施術です。皮膚表面に傷はできません。
- 費用(税込):¥180,000(モニター ¥150,000)
- リスク・副作用:腫れ、内出血、左右差、感染、凹み、一時的な複視
- 施術時間の目安:約30〜60分
- 施術名:裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)
- 施術内容:下まぶたの裏側からアプローチし、突出した眼窩脂肪を目の下の凹み部分に移動・再配置する施術です。皮膚表面に傷はできません。
- 費用(税込):¥450,000(モニター ¥360,000)/ 裏ハムラ+ナノファット ¥680,000(モニター ¥540,000)
- リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、血腫、左右差、しこり
- 施術時間の目安:約60〜90分
- 施術名:切開ハムラ法(経皮的眼窩脂肪移動術)
- 施術内容:下まぶたの皮膚を切開し、眼窩脂肪の再配置と余剰皮膚の切除を同時に行う施術です。
- 費用(税込):¥550,000(モニター ¥440,000)/ 切開ハムラ+ナノファット ¥780,000(モニター ¥620,000)
- リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、左右差、外反、血腫、傷跡の赤み・硬さ
- 施術時間の目安:約60〜90分
- 施術名:脂肪注入(目の下・ゴルゴライン等)
- 施術内容:ご自身の太ももや腹部から採取した脂肪を精製し、目の下の凹みやゴルゴラインに注入する施術です。
- 費用(税込):脂肪注入単体 ¥150,000(モニター ¥120,000)+脂肪採取・作成料 ¥150,000〜 / 脱脂+脂肪注入 ¥450,000(モニター ¥360,000)※作成料込み / 脱脂+脂肪注入+ナノファット ¥600,000(モニター ¥480,000)※作成料込み
- リスク・副作用:腫れ、内出血、しこり、感覚鈍麻、左右差
- 施術時間の目安:約60〜90分(脱脂と併用の場合)

