顔の脂肪吸引で失敗しないために知っておくべき6つのポイント
「小顔になりたい」「フェイスラインをすっきりさせたい」という願いは、多くの方が抱いているものです。
顔の脂肪吸引は、ダイエットでは落としにくい顔の脂肪を直接取り除くことで、理想のフェイスラインを実現できる施術として注目されています。
ただし、施術には適切な知識と準備が必要です。
本記事では、顔の脂肪吸引を検討されている方が後悔しないために知っておくべき6つのポイントを、美容外科医の視点から詳しく解説します。
目次
1. 脂肪吸引注射と従来の脂肪吸引の違いを理解する/b>
2. 適応と取る量の見極めが脂肪吸引の成功の鍵
3. 脂肪吸引のダウンタイムと術後の経過を正しく理解する
4. バッカルファット除去の適応を慎重に判断する
5. 費用と料金体系を理解する
6. クリニック選びで失敗しないためのポイント
7. まとめ:失敗しない顔の脂肪吸引のために
脂肪吸引注射と従来の脂肪吸引の違いを理解する
顔の脂肪を取り除く方法には、いくつかの選択肢があります。
特に混同されやすいのが「脂肪吸引注射」と「従来の脂肪吸引」です。
脂肪吸引注射の特徴
脂肪吸引注射は、細いカニューレを脂肪層に挿入し、直接脂肪を吸引する施術です。「注射」という名前がついていますが、実際に脂肪を物理的に吸引するため、脂肪溶解注射のような薬液注入だけの施術とは異なります。
傷跡が数ミリ程度と小さく、ダウンタイムも比較的少ないのが特徴です。
施術可能な部位は顎下、ホホ、ジョールファット、メーラーファット、頬骨上など。手軽に脂肪吸引をしたい方に向いています。
従来の脂肪吸引との違い
従来の脂肪吸引は、より多くの 広範囲の脂肪を取り除くことができます。
脂肪吸引注射と比べると、一度に除去できる脂肪量が多く、変化量も大きくなりやすいです。ただし、その分ダウンタイムも長くなる傾向があり、傷跡も多少目立ちやすくなります。
どちらの方法が適しているかは、脂肪の量や希望する変化量、ダウンタイムの許容範囲によって異なります。
適応と取る量の見極めが脂肪吸引の成功の鍵
顔の脂肪吸引で最も重要なのは、適応の見極めと適切な脂肪除去量の判断です。
そもそも脂肪が原因なのか
顔が大きく見える原因は、必ずしも脂肪だけではありません。
骨格、筋肉の発達、むくみなど、複数の要因が関係しています。脂肪が原因でない場合、脂肪吸引を行っても期待した効果は得られません。
診察では、皮下脂肪の厚みや分布を確認し、脂肪吸引が適切な選択肢かどうかを判断します。
脂肪吸引すべき場所と脂肪吸引しすぎてはいけない場所
顔の脂肪は、すべて取り除けば良いというものではありません。
適度な脂肪は、若々しさや自然な立体感を保つために必要です。取りすぎると、頬がこけて老けた印象になったり、不自然な凹凸ができたりするリスクがあります。
経験豊富な医師は、長期的な経過も見据えて、どの部位からどれだけの脂肪を取るべきかを慎重に判断します。
年齢と皮膚の状態も考慮
皮膚の弾力性は年齢とともに低下します。
若い方であれば、脂肪を取り除いた後も皮膚が自然に引き締まりやすいですが、40代以降では皮膚が余ってたるみが生じる可能性もあります。
皮膚の状態を正確に評価し、必要に応じて糸リフトなどの引き締め治療を併用することで、たるみのリスクを軽減できます。
以上の点を考慮すると、お顔においては特に顎下以外は適度に脂肪を残すことが大事なので、脂肪吸引注射で十分なケースがほとんどです。
脂肪吸引のダウンタイムと術後の経過を正しく理解する
顔の脂肪吸引後には、一定のダウンタイムが必要です。
腫れとむくみの経過
術後の腫れやむくみは、2〜3日目にピークを迎えます。
その後1〜2週間程度で落ち着いてきますが、完全に完成するまでには3ヶ月〜半年ほどかかります。施術直後は変化が分かりにくいこともありますが、時間とともに徐々に効果が現れてきます。
内出血について
内出血が出た場合、1〜2週間程で徐々に黄色くなり消えていきます。
顔の脂肪吸引では、体の他の部位と比べて内出血が出にくい傾向にありますが、個人差があります。メイクで隠せる程度のことが多いです。
拘縮期について
術後1ヶ月ほどのタイミングでは、拘縮が起こっているため凹凸や硬さを感じやすくなります。
これは脂肪を取り除いた部分の組織が引き締まっていく正常な過程です。2〜3ヶ月ほどで気にならなくなっていきます。
フェイスバンドの着用
顎下の吸引を行う場合は、術後24時間はフェイスバンドの着用が必須です。
フェイスラインやジョールファットの場合も、術後1週間ほどはつけられる時間帯だけでもつけておく方が、腫れや内出血が少なく済みやすいです。
バッカルファット除去の適応を慎重に判断する
バッカルファット除去は、口横のポニョっと膨らんだ感じを解消する施術です。
バッカルファットとは
バッカルファットは、こめかみ付近から頬骨の裏にかけて深いところにある脂肪のことです。
加齢によって垂れ下がることで、いわゆるブルドック顔と呼ばれるしもぶくれ顔の原因になります。口の内側を小さく切開し脂肪を適量除去することで、口横の膨らみが改善します。
適応でない方が受けるリスク
バッカルファット除去は、適応でない方から取ったり、量を多く取りすぎるとこけてしまうリスクがあります。
本当に気になっている膨らみがバッカルファットのせいなのか、というところからしっかり診察する必要があります。取る量は原則若干控えめくらいがベースですが、ご希望に合わせて調節可能です。
ブルドック顔の予防効果
バッカルファット除去は、今後のブルドック顔の予防にもなります。
加齢によって垂れ下がる前に適量を除去しておくことで、将来的なたるみを防ぐ効果が期待できます。自然に溶ける糸で縫合するため抜糸も不要です。
費用と料金体系を理解する
顔の脂肪吸引の費用は、施術部位や方法によって異なります。
当院の脂肪吸引注射の料金
脂肪吸引注射の場合、顎下が180,000円、その他の部位(ホホ・ジョールファット・メーラーファット・頬骨上)は1部位120,000円です。
部分モニターを利用すれば、顎下が144,000円、その他部位は1部位96,000円となります。2箇所以上同時施術で各部位10%オフになります。
バッカルファット除去の料金
バッカルファット除去の料金は19850,000円、部分モニターを利用すれば15832,000円となります。
クリニック選びで失敗しないためのポイント
顔の脂肪吸引の成功は、クリニックと医師の選択に大きく左右されます。
医師の実績と専門性
脂肪吸引と糸リフト、両方の施術の症例が豊富で、成功例だけでなく、修正例にも対応できる医師を選びましょう。
特に顔の脂肪吸引は、デザインセンスと技術力が求められる施術です。医師の経歴や症例数、専門分野を確認することが大切です。
カウンセリングの質
理想の仕上がりを共有しつつ、医師やクリニックスタッフが施術の限界やデメリット(リスク)を正直に説明してくれるかを確認しましょう。
メリットだけを強調し、リスクについて十分な説明がないクリニックは避けるべきです。
デザイン力の重要性
脂肪をただ多く取れば良いわけではありません。
取りすぎると頬がコケたり、たるみが悪化したりするリスクがあります。顔全体のバランスを見て、必要な脂肪は残し、不要な脂肪を吸引する「デザイン力」を持つ医師を選びましょう。きちんとした医師であれば、カウンセリングの時にどこを残してどこを減らすべきか詳しく説明してもらえるはずです。
アフターケアと保証制度
術後の腫れ、痛み、万が一の左右差や凹凸などのトラブルが発生した場合の保証制度や無料修正の範囲を事前に明確に確認しましょう。
定期的な検診や、術後のサポート体制が整っているクリニックを選ぶことで、安心して施術を受けられます。
まとめ:失敗しない顔の脂肪吸引のために
顔の脂肪吸引は、適切な知識と準備があれば、理想のフェイスラインを実現できる効果的な施術です。
脂肪吸引注射と従来の脂肪吸引の違いを理解し、自分に合った方法を選ぶこと。適応と取る量の見極めが成功の鍵であること。ダウンタイムと術後の経過を正しく理解すること。
バッカルファット除去の適応を慎重に判断すること。費用と料金体系を理解すること。そして、経験豊富な医師とクリニックを選ぶこと。
これら6つのポイントを押さえることで、後悔のない施術を受けられる可能性が高まります。
カウンセリングでは、気になることや不安なことを遠慮なく質問し、納得した上で施術を受けるようにしましょう。

著者情報
Iris beauty clinic
院長 平井 聡一郎 Dr.Hirai Soichiro
経歴
2017年岡山大学医学部医学科卒業
(在学中にUniversity of Michiganにてclinical electiveの経験)
2017年神戸市立医療センター中央市民病院
2019年湘南美容クリニック 入職
2021年湘南美容クリニック 奈良院 院長就任
2023年湘南美容クリニック 神戸院 院長就任
2023年湘南美容クリニック 神戸三宮院 院長就任
2023年湘南美容クリニック エリア統括ドクター就任
2025年Iris beauty clinic 開院

