目の下のクマ3種類の見分け方〜簡単セルフケアの実際
目の下のクマの本当の原因とは?
クマの正体は単なる「たるみ」や「色素沈着」だけではありません。鏡を見るたびに気になる目の下のクマ。「疲れてる?」と聞かれることが多くなったり、メイクで隠してもなかなか改善しなかったりと、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回は目の下のクマの種類と原因、自宅でできるクマの改善法をタイプ別に紹介していきます。
目次
1. 目の下のクマの種類とは?
2. 目の下のクマの種類別の特徴と見分け方
3. 自宅でできる?種類別クマ改善としてよく言われる対策は実際のところどうなのか
4. クマ改善のための生活習慣改善ポイント
5. 医療機関で行うクマ取り治療の種類と特徴
6. 目の下のクマに関するよくある質問
7. まとめ:自分のクマタイプを知って効果的にケア
目の下のクマの種類とは?
眼窩脂肪の前方突出(ふくらみ)
加齢の影響や元々脂肪が多いことによって、眼球の周りの脂肪が前方に押し出されて膨らみます
靱帯による凹み
ティアトラフと呼ばれる靱帯により、目の下の膨らみと凹みの間の境界線がくっきりと浮き出て影ができます
皮膚のたるみ
加齢により皮膚や眼輪筋(がんりんきん)と呼ばれる筋肉が緩むことでたるみが生じます
色素沈着
よく目を擦る人は特に、メラニン色素の沈着によって黒ずみが生じることもあります。
つまり、クマは「凹凸が混在する複合的な問題」なのです。
年齢によって変わるクマの特徴
クマの特徴は年齢によっても変化します。30代くらいまでは主に脂肪(眼窩脂肪)による膨らみや靭帯による凹みが原因となることが多いです。
一方、年齢を重ねるにつれて皮膚や眼輪筋のゆるみも加わり、より複雑な状態になっていきます。
靭帯による凹みが強い方は、笑うと余計に強調されることもあります。
クマのタイプ別特徴と見分け方
クマ治療の第一歩は、自分がどのタイプのクマなのかを知ることです。クマは大きく分けて3種類あります。

1. 赤クマ・青クマの特徴と見分け方
赤クマ・青クマは、目の下が赤青く見える状態です。主な原因は目の下の皮膚が薄いことと、血行不良で、目の下の薄い皮膚から眼輪筋という筋肉や血管が透けて見えることで発生します。
簡単な見分け方として、下まぶたを指で軽く引っ張ってみてください。クマの色が薄くなれば、赤クマ・青クマの可能性が高いです。
特に色白の方や、生まれつき目の下の皮膚が薄い方に起こりやすい症状です。長時間のデスクワーク、ストレス、冷え、睡眠不足などでも悪化して見えることがあります。手術で改善させるにはナノファット(ナノリッチ)という細かい脂肪注入が向いています。脱脂やハムラ法でも多少は改善する場合もあります。
2. 茶クマの特徴と見分け方
茶クマは、主にメラニンによる色素沈着が原因でできるクマです。目の周りを掻くことで悪化します。花粉症などのアレルギーがあったり、アトピー性皮膚炎の方に特に多い印象があります。
見分け方として、目の下を引っ張っても色味に変化がない場合、よく目の周りを擦る近くがある場合は茶クマの可能性があります。
茶クマの原因は、紫外線ダメージや摩擦による色素沈着です。朝起きて目を擦ったり、アイメイクを落とす際に強く擦ったりすることで、メラニンが生成され色素沈着を起こします。
3. 黒クマの特徴と見分け方
黒クマは、目の下の凹みや脂肪の飛び出しが原因で影となって黒っぽく見える症状です。皮膚自体が黒くなっているわけではなく、立体的な影が原因です。
見分け方として、目の下のクマを横にピンと引っ張ってみるか、顔を上に向けて鏡を見てみましょう。クマが目立たなくなれば黒クマの可能性が高いです。
黒クマの主な原因は、眼窩脂肪という目の周りの脂肪が多いことと、ティアトラフと呼ばれる靭帯によって目の下が凹んでいることです。。年齢とともに目の周りの皮膚や筋肉がたるんでくると、目の下にある眼窩脂肪が前方へ余計にせり出してふくらみができ、その影が黒クマとして見えます。目の下のクマが気になって来院される方の多くはこの黒クマが主な原因です。
自宅でできる?タイプ別クマ改善としてよく言われる対策は実際のところどうなのか
それでは、施術のお話に入る前に、クマのタイプ別に自宅でできる効果的な改善方法としてよく紹介されている方法が実際のところどうなのか解説します。
【青クマ対策】血行促進で改善する3つの方法
青クマは血行不良が主な原因なので、血流を改善する方法が効果的とよく言われます。
ホットアイマスクで温める:
目元を温めることで血行が促進されて改善するというお話ですが、こちらは試してみても良いと思います。原理としては間違っていませんし、特にやるデメリットもありません。ただ効果は一時的ではあります。
目元マッサージで血流改善:
これはやってはいけません。血流は確かに一時的に多少改善されるかもしれませんが、マッサージをすることで摩擦になり茶グマの原因になります。また擦ることで皮膚が伸びてしまいたるみます。ですので、長期的にはむしろクマを増やしてしまうため推奨しません。
冷えとり生活習慣の改善:
温かい飲み物を摂取する、半身浴を習慣にする、適度な運動を取り入れるなど、体を温める生活習慣を心がけましょうとよく言われてます。クマがそれで改善するかと言われると、体感できるほどの変化はしない気はします。
特に就寝前のスマホやパソコンの使用を控え、質の良い睡眠を確保することも重要と言われますが、こちらは多少影響はあると思います。
【茶クマ対策】色素沈着を改善する2つの方法
茶クマはメラニンの生成が原因なので、色素沈着を防ぎ、改善する方法が効果的です。
紫外線対策の徹底:
メラニン生成の大きな原因である紫外線から目元を守ることが重要です。これは間違いないです。日焼け止めを目元にも丁寧に塗り、サングラスや帽子も活用するとより良いですが、目元に日焼け止めを塗る場合は強く擦らないようにしておきましょう。
室内でも窓からの紫外線は入ってくるので、日中は日焼け止めを塗る習慣をつけることが大切です。
摩擦を減らす優しいスキンケア:
目元を強くこすらないよう注意しましょうともよく言われますが、こちらは実際に非常に大切です。花粉症などアレルギーがあって目がよく痒くなる方は皮膚科を受診して内服薬や目薬などで対策することをお勧めします。メイク落としは、コットンを使わずに指の腹で優しくなじませるか、専用のリムーバーを使用します。
また、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸など、美白有効成分を含んだアイクリームを使用するのも効果的です。ただし、皮膚科で処方されるハイドロキノンなどの強い美白成分は、自己判断で使用せず専門医に相談することをおすすめします。
【黒クマ対策】たるみ改善のための2つの方法
黒クマは目の下のたるみや凹みが原因なので、筋肉を鍛えて引き締める方法が効果的という説がよく言われています。
眼輪筋トレーニング:
目の周りの筋肉(眼輪筋)を鍛えることで、たるみを改善できると謳われていますがこちらはお勧めしません。眼輪筋は表情筋なので鍛えられるものではないです。鍛えようとして力を入れるとシワが入りますので、目周りのシワを増やしてしまうだけなのでやめておきましょう。
目元パッチの活用:
目元パッチを使うことで、一時的に目の下の凹みを目立ちにくくすることができると謳っている商品があります。これも全く意味がないと思います。クマは膨らみと凹みで出来ているので、膨らませるか凹ませるかどちらかの効果がないと改善しないわけですが、パッチを貼るだけでそんな効果があるのでしょうか。腕などに貼ってそこだけ膨らんだり凹んだりするなら分かりますが、もちろんそんなことはありませんね。当然目の下に貼っても同じです。保湿する成分が入っていれば多少の乾燥対策にはなるかもしれませんが、わざわざパッチで保湿する必要もないと思います。
クマ改善のための生活習慣改善ポイント
上記のことを踏まえると、日常生活においてクマ対策として重要なポイントはかなり絞られます。
質の良い睡眠を確保する
睡眠不足は血行不良を引き起こし、クマを悪化させます。毎日7時間ほどは睡眠時間を確保出来るとより良いですね。就寝時にスマホはベッドに持ち込まないことが大切です。
ストレス管理と適度な運動
ストレスは血行不良の大きな原因となります。深呼吸やヨガ、趣味の時間など、自分に合ったストレス解消法を見つけるのはある程度効果はあると思います。
また、適度な運動は血行促進に効果的です。激しい運動でなくても、ウォーキングやストレッチなど、続けられる運動を日常に取り入れることをおすすめします。
医療機関で行うクマ取り治療の種類と特徴
セルフケアで気にならなくなればそれがもちろんベストですが、より確実な効果を求める場合は、医療機関での治療を検討してみましょう。特に黒クマは、医療機関での治療が効果的です。
アイリスビューティークリニックでは、クマの種類や原因に合わせた様々な治療法をご用意しています。ここでは、代表的な治療法をご紹介します。
経結膜脱脂法
経結膜脱脂法は、まぶたの裏側から眼窩脂肪を取り除く治療法です。目の下のふくらみが原因の黒クマに効果的です。
皮膚を切開しないため、傷跡が残らないのが大きなメリットです。ダウンタイムも比較的短く、局所麻酔で行うことができます。治療時間は約30分程度です。
裏ハムラ法
裏ハムラ法は、眼窩脂肪を取り除くのではなく、下方に移動させて凹みを埋める治療法です。眼窩脂肪の突出とその下の凹みがある場合に効果的です。
経結膜的(まぶたの裏側)からアプローチするため、皮膚に傷跡が残りません。自分の脂肪を有効活用するため、自然な仕上がりが期待できます。
切開ハムラ法(表ハムラ法)
切開ハムラ法は、まつ毛のすぐ下(皮膚表面)を切開して行うクマ治療法です。
突出した眼窩脂肪を取り除くのではなく、下方に移動させて凹みを埋める点は裏ハムラ法と共通していますが、切開によって皮膚のたるみも同時に改善できるのが大きな特徴です。
皮膚を切開するため、余分な皮膚やシワを取り除くことができ、目の下全体をスッキリと若々しい印象に整えます。
関連記事:クマ治療を検討中の方へ クマの原因と裏ハムラ切開ハムラについて解説
脱脂+脂肪注入
脱脂術に加えて、太ももなど他の部位から採取した脂肪を注入する治療法です。凹凸を滑らかにし、より自然な仕上がりを実現できます。
眼窩脂肪の突出と同時に凹み(涙袋下の凹み)がある場合や、より自然な仕上がりを希望する場合に適しています。一度の治療で凹凸両方を改善できるのが大きなメリットです。
目の下のクマに関するよくある質問

Q1. クマ取り治療の効果はどのくらい続きますか?
経結膜脱脂法や裏ハムラ法などの外科的治療は半永久的な効果が期待できます。
ただし、加齢に伴う皮膚や脂肪の変化は避けられないため、年齢とともに目元の状態は徐々に変化していきます。
脂肪注入によるクマ治療は個人差がありますが、適切な技術で行えば長期的な効果が得られます。
当院では、生着率の高い脂肪細胞のみを厳選して注入する特殊な方法を採用しており、自然で持続的な仕上がりを目指しています。
💡 医師コメント:手術の効果がなくなることは基本的にはありませんが、絶対に再発しないというわけではありません。なぜなら老化は止まらないからです。手術をした後も極力目周りを擦らないようにして、たるみが進行するのを予防するようにしましょう。
Q2. クマ取り治療の痛みはどの程度ですか?
静脈麻酔を使えば、気づいたら手術がほとんど終わっていたという感想の方が多く、治療中の痛みはほとんどありません。
術後は軽い腫れや内出血を感じることがありますが、数日〜1週間ほどである程度は落ち着きます。
💡 医師コメント:思ったよりあっという間に終わったという感想をいただくことが多いです。脂肪吸引や豊胸などの大掛かりな手術に比べると、手術後の痛みもかなり軽いです。
Q3. クマ取り治療のダウンタイムはどのくらいですか?
メイクで隠せるようになるまで約1週間、完全に仕上がるまでは3ヶ月ほどかかります。ただ1-2週間経つと手術したという印象はあまり感じないという方がほとんどです。
💡 医師コメント:「腫れや内出血は誰にでも起こりうる自然な反応です。時間と共に必ず引いていきますが、当院では回復を早めるため、KOライトというLEDライトで内出血の改善を早める機械も導入しています。
Q4. クマ取り治療は保険適用されますか?
ただし、当院ではカウンセリング時に料金の詳細を丁寧にご説明しており、医療ローンや分割払いにも対応しています。
💡 医師コメント:費用は治療法によって異なりますが、無理のない範囲で安心して治療を受けていただけるよう、料金体系を明確にしています。まずはお気軽にご相談ください。
Q5. クマ取り治療の年齢制限はありますか?
若い方でも、遺伝的要因や生活習慣(睡眠不足・摩擦など)によってクマが目立つことがあります。
💡 医師コメント:年齢よりも“クマの原因”が重要です。若い方でも遺伝的な脂肪の突出が原因であれば、早期に治療を検討することもあります。無理に手術を勧めることはありません。
まとめ:自分のクマタイプを知って効果的にケア

目の下のクマは、タイプによって原因も対処法も異なります。自分がどのタイプのクマに悩んでいるかを見極め、適切なケアを続けることが改善への近道です。
青クマ:セルフケアは血行促進が鍵。ただ皮膚の厚みがないせいで血管や筋肉が透けやすい。なのでナノファットという細かい脂肪注入で改善が見込めます。
茶クマ:色素沈着対策が中心。紫外線対策と摩擦を減らすケアを。
黒クマ:たるみ対策が重要。手術で効果が分かりやすいのはこのタイプです。皮膚のたるみが少ない方は裏ハムラ、皮膚のたるみがある方は切開ハムラが適応になることが多いです。
どのタイプでも、質の良い睡眠、バランスの良い食事、適度な運動、ストレス管理など、生活習慣の改善が基本となります。
ただし、特に黒クマは構造的な問題が原因なので、セルフケアでは限界があり、医療機関での治療が効果的です。
当院では、クマの種類や原因に合わせた様々な治療法をご用意しています。経結膜脱脂法、裏ハムラ法、切開ハムラ法、脱脂+脂肪注入など、患者様一人ひとりの目元の状態に合わせた最適な治療をご提案します。
詳しい診断やカウンセリングをご希望の方は、ぜひアイリスビューティークリニックまでお気軽にご相談ください。
著者情報
Iris beauty clinic
院長 平井 聡一郎 Dr.Hirai Soichiro
経歴
2017年岡山大学医学部医学科卒業
(在学中にUniversity of Michiganにてclinical electiveの経験)
2017年神戸市立医療センター中央市民病院
2019年湘南美容クリニック 入職
2021年湘南美容クリニック 奈良院 院長就任
2023年湘南美容クリニック 神戸院 院長就任
2023年湘南美容クリニック 神戸三宮院 院長就任
2023年湘南美容クリニック エリア統括ドクター就任
2025年Iris beauty clinic 開院


