ヒアルロン酸のダウンタイム〜症状・期間・過ごし方を医師が徹底解説
目次
1. ヒアルロン酸注射のダウンタイムとは?
2. ヒアルロン酸注射のダウンタイムの特徴と期間は?
3. ヒアルロン酸注射のダウンタイム中に起こり得る症状
4. 部位別|ヒアルロン酸注射のダウンタイムの特徴
5. ヒアルロン酸注射でダウンタイムを長引かせないためのポイント
6. ダウンタイムが長引いた際はすぐにクリニックへ相談
7. よくある質問
8. まとめ〜ヒアルロン酸注射のダウンタイムについて

ヒアルロン酸注射のダウンタイムとは?
「ヒアルロン酸注射を受けてみたいけれど、ダウンタイムはどれくらいなんだろう」
そんな不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
ヒアルロン酸注射は、ほうれい線や涙袋、鼻筋の形成など、さまざまな美容効果が期待できる施術です。メスを使わないため気軽に受けられる一方で、施術後のダウンタイムについて正しく理解しておくことが、安心して施術を受けるための第一歩となります。
この記事では、ヒアルロン酸注射のダウンタイムについて、症状や期間、そして快適に過ごすためのコツまで、医師の視点から詳しく解説します。施術前に知っておきたい情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
ヒアルロン酸注射のダウンタイムの特徴と期間は?

ヒアルロン酸注射のダウンタイムの特徴
基本的には施術直後から普段通りの生活を送ることができます。ただし、個人差はありますが、数日から数週間程度、腫れや赤みといった症状が現れる場合があります。これらの症状は、ファンデーションやコンシーラーでカバーできる程度であることがほとんどです。
ヒアルロン酸は、もともと人間の体内に存在する成分です。高い保水力を持ち、細胞と細胞をつなぐ役割や、衝撃を吸収する働きを担っています。そのため、ヒアルロン酸注射で使用する製剤は安全性が高く、重篤な副作用につながりにくいとされています。
ヒアルロン酸注射のダウンタイムの期間
一般的なダウンタイムの期間は、数日から2週間程度です。
施術部位や個人の体質によって異なりますが、多くの方は1週間以内に症状が落ち着きます。ただし、額や目元など、血管や神経が多い部位では、やや長引く傾向があります。
重要なのは、大切なイベントを控えている場合です。結婚式や旅行などの予定がある方は、ダウンタイムを十分に考慮して施術日を調整することをおすすめします。余裕を持って1ヶ月前に施術を受けると安心です。
ヒアルロン酸注射のダウンタイム中に起こり得る症状

ヒアルロン酸注射のダウンタイム中には、いくつかの症状が現れる可能性があります。
これらの症状を事前に知っておくことで、施術後の不安を軽減できます。ここでは、代表的な症状について詳しく解説します。
痛み
施術後数時間で麻酔が切れてくると、じんじんとした鈍い痛みを感じることがあります。通常は2〜3日で落ち着いていきます。
赤み・腫れ
施術後2〜3日の間は、赤みや腫れが生じる場合があります。
症状は軽度で、基本的には徐々に引いていき、長くても1週間程度で落ち着きます。
内出血
ヒアルロン酸を注入する際に注射針が毛細血管に当たってしまうと、起こる場合がありますが基本的には数日〜2週間ほどで落ち着きます。
むくみ
ヒアルロン酸の高い保水力により一時的にふくらむことがあり、数日で落ち着くことがほとんどです
部位別|ヒアルロン酸注射のダウンタイムの特徴

ほうれい線
腫れ・内出血が出ても1〜2日程度で軽減
注入直後は硬さを感じることがあるが数日で馴染む
おでこ
神経・血管が多く、腫れや内出血が起こりやすい
ダウンタイムは1〜2週間と長め
涙袋
皮膚が薄いため腫れ・内出血・むくみが出やすい
3日〜1週間程度で改善
メイクでカバー可能
鼻
痛みを感じやすい部位
むくみや腫れは数日で改善
血管閉塞リスクがあり技術が重要
唇
非常に腫れやすい
2〜3日違和感が続くことも
むくみが比較的出やすい部位
顎
腫れ・内出血が出ることがあり、1週間程度続く場合も
マスクでカバーが容易
ヒアルロン酸注射でダウンタイムを長引かせないためのポイント

ダウンタイムを短くし、快適に過ごすためには、いくつかの注意点があります。
ここでは、施術後の過ごし方について、具体的なポイントを解説します。これらを守ることで、症状を最小限に抑え、早期回復を目指すことができます。
信頼できる医師やクリニックを選ぶ
ダウンタイムを最小限に抑えるためには、技術のある医師を選ぶことが最も重要です。
解剖学的知識が豊富で、ヒアルロン酸注射の経験が豊富な医師であれば、血管を傷つけるリスクを最小限に抑え、適切な層に正確に注入することができます。また、ダウンタイムの説明や治療のリスク、副作用に関する説明があるか、しっかり対応してくれるか確認をするようにしてください。このような対応が結果的にダウンタイムの軽減につながります。
アルコールは控える
施術後24時間は、アルコールの摂取を控えましょう。
飲酒は血行を良くするため、腫れや内出血が悪化する可能性があります。むくみやすい体質の方は、1週間程度はアルコールの摂取を控えることをおすすめします。
激しい運動・サウナを控える
大量に汗をかくような激しい運動や、サウナ、長時間の入浴は控えましょう。
血行が良くなると、腫れやむくみといった副作用が起こりやすくなります。施術後2〜3日程度は、激しい運動やサウナを控えるのが賢明です。当日の施術後はシャワーのみにしておき、入浴するのは翌日以降にしましょう。
患部を冷やす
施術後に患部を適度に冷やすことで、腫れや内出血を軽減できます。
ただし、冷やしすぎは逆効果になる場合もあるため、保冷剤をタオルで包むなど、適度な冷却を心がけましょう。長時間の冷却は避け、10〜15分程度を目安にしてください。
マッサージやエステを控える
ヒアルロン酸は注入してから定着するまでに時間がかかります。
施術後1〜2週間程度は、マッサージやエステなど、注入部位を圧迫したり刺激したりする行為は控えるようにしましょう。マッサージによってヒアルロン酸が移動して不自然になる可能性があるだけでなく、吸収が早まり、効果の持続期間が短くなる可能性もあります。
患部に刺激を与えない
施術後の肌は刺激に弱い状態です。
過度に日焼けすると、腫れや赤みといった副作用が起きやすくなります。施術後数日は、日焼け止めクリームや日傘などで日焼け対策を行うようにしてください。また、日焼け止めクリームを塗る際は、施術部位を強くこすらないように意識しましょう。
施術当日からメイクは可能ですが、注入部位へのメイクは避けておきましょう。特に、リキッドファンデーションやクッションファンデーション、アイシャドウなど、施術部位を圧迫する可能性があるメイクは、刺激になる可能性があります。
ダウンタイムが長引いた際はすぐにクリニックへ相談
通常、ダウンタイムの症状は時間とともに落ち着いていきます。
しかし、痛みが我慢できないほど強い場合や、3日以上長引く場合、赤みが強い場合には、早急にクリニックに連絡し、適切な処置を受けましょう。血管に入った可能性などもあるため、早めの対応が重要です。
また、数日〜数ヶ月後にしこりや腫れ、硬結が起こることもあります。これは遅発性炎症反応と呼ばれるもので、ヒアルロン酸自体や添加物に対するアレルギー、体が異物反応を起こしてしこりができる肉芽腫形成などが考えられます。
強い痛みや腫れを伴う場合は、すぐに医師に相談し、適切な治療を受けることが肝要です。場合によっては、ヒアルロン酸溶解注射(ハイラックス)による処置を行うこともあります。
よくある質問
Q1:ヒアルロン酸注射後、すぐにメイクはできますか?
施術当日からメイクは可能ですが、注入部位へのメイクは避けることをおすすめします。特に、施術部位を圧迫する可能性があるリキッドファンデーションやクッションファンデーションは、当日は控えましょう。また、メイク落としの際に強くこすらないよう注意してください。
Q2:ヒアルロン酸注射後、食事制限はありますか?
基本的に食事制限はありませんが、アルコールは施術後24時間は控えましょう。飲酒は血行を良くするため、腫れや内出血が悪化する可能性があります。また、極端に辛い食べ物など、血行を促進する食事も控えめにすることをおすすめします。
Q3:ヒアルロン酸はどのくらいで馴染みますか?
ヒアルロン酸が完全に馴染むまでには、通常2週間程度かかります。施術直後は注入部位が硬く感じることもありますが、徐々に柔らかくなり、自然な仕上がりになっていきます。最終的な仕上がりを確認するには、2週間〜1ヶ月程度の期間を見ておくと良いでしょう。
Q4:ヒアルロン酸注射後、他の美容施術は受けられますか?
施術後は2週間〜1ヶ月ほど、他の施術を避けることをおすすめします。特に、注入部位に影響を与える可能性がある施術(レーザー治療、ピーリング、マッサージなど)は控えましょう。同日に可能な施術もありますが、必ず医師に相談してください。
Q5:ヒアルロン酸の効果はどのくらい持続しますか?
ヒアルロン酸の持続期間は、使用する製剤や注入部位によって異なりますが、一般的には6ヶ月〜24ヶ月程度です。高品質なヒアルロン酸製剤を選び、技術力を持った医師の施術を受けることで、効果を長持ちさせることができます。また、繰り返し施術を受けることで、より長期的な効果が期待できます。
まとめ〜ヒアルロン酸注射のダウンタイムについて
ヒアルロン酸注射のダウンタイムは、比較的短く、多くの方が数日〜2週間程度で落ち着きます。
痛み、赤み・腫れ、内出血、むくみといった症状が現れる可能性がありますが、適切な過ごし方を心がけることで、症状を最小限に抑えることができます。信頼できる医師を選び、施術後はアルコールや激しい運動を控え、患部に刺激を与えないよう注意しましょう。
部位によってダウンタイムの特徴は異なるため、自分が検討している部位の特性を理解しておくことが大切です。また、症状が長引く場合や強い痛みがある場合は、すぐにクリニックに相談してください。
ヒアルロン酸注射は、正しい知識と適切なケアによって、安全で満足度の高い結果を得ることができる施術です。ヒアルロン酸注射のダウンタイムについて、さらに詳しく知りたい方は一度、アイリスビューティークリニックにご相談ください。

著者情報
Iris beauty clinic
院長 平井 聡一郎 Dr.Hirai Soichiro
経歴
2017年岡山大学医学部医学科卒業
(在学中にUniversity of Michiganにてclinical electiveの経験)
2017年神戸市立医療センター中央市民病院
2019年湘南美容クリニック 入職
2021年湘南美容クリニック 奈良院 院長就任
2023年湘南美容クリニック 神戸院 院長就任
2023年湘南美容クリニック 神戸三宮院 院長就任
2023年湘南美容クリニック エリア統括ドクター就任
2025年Iris beauty clinic 開院

