2026.03.09

バッカルファットとは?小顔効果と注意点を専門医が徹底解説

column たるみ

目次

1. バッカルファットとは何か?
2. バッカルファット除去の仕組みと施術内容
3. バッカルファット除去のダウンタイムと術後の経過
4. バッカルファット除去の注意点とリスク
5. バッカルファット除去以外の小顔整形
6. よくある質問(FAQ)
7. まとめ

バッカルファットとは何か?

頬の内側、奥深くに存在する脂肪組織。

それが「バッカルファット」です。こめかみ付近から頬骨の裏側にかけて広がるこの脂肪は、若い頃は高い位置にとどまっていますが、加齢とともに下垂していきます。その結果、口横のポニョっとした膨らみや、ブルドッグ顔と呼ばれる下膨れの原因になってしまうのです。

バッカルファットは、頬の浅い層にある皮下脂肪とは異なり、深部に位置する脂肪組織として知られています。口の中を吸い込んだ時に歯に当たる部分、笑った時につまめる脂肪がバッカルファットの目安です。

加齢や重力の影響で下垂すると、ほうれい線やマリオネットラインを深く刻む要因となり、老けた印象を与えてしまうのです。

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バッカルファット除去の仕組みと施術内容

バッカルファット除去は、口の中から施術を行います。

具体的には、口腔内の頬の内側を約5mm程度小さく切開し、そこから不要な脂肪を適量除去する方法です。傷跡は口の中にできるため、外から見えることはほとんどありません。自然に溶ける糸で縫合するので、抜糸の必要もなく、ダウンタイムを最小限に抑えられるのが特徴です。

施術時間は約30分程度。ただし、脂肪を取りすぎたり、そもそも適応がない方から脂肪を取ると頬がこけて見えるリスクがあるため、適応の見極めと除去量の調整が非常に重要になります。

バッカルファット除去のメリットと効果

バッカルファット除去の最大のメリットは、小顔効果と将来のたるみ予防です。

脂肪細胞そのものを除去するため、その効果は半永久的とされています。ダイエットをしても顔だけぽっちゃりしたまま、という悩みを抱えている方にとって、根本的な解決策になる可能性があります。

具体的な効果としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 口横のポニョっとした膨らみの解消
  • 笑った時の頬の膨らみの改善
  • フェイスラインのすっきり感
  • 将来的なブルドック顔の予防
  • ほうれい線やマリオネットラインの目立ちにくさ

特に20代、30代のうちに適量取ると、たるみやブルドック顔の予防になるとされています。加齢によってバッカルファットが下垂する前に対処しておくことで、将来的な老け顔を防ぐ効果が期待できるのです。

バッカルファット除去のダウンタイムと術後の経過

バッカルファット除去のダウンタイムは、比較的短めです。

腫れやむくみ、内出血が生じますが、腫れのピークは術後2〜3日目で、ある程度落ち着くのは1〜2週間程度です。完全に完成するのは3ヶ月〜半年ほどかかります。内出血が出た場合は1〜2週間程で消えていくことが多いです。

術後24時間はフェイスバンドの着用が必須となります。また、術後1週間目までは辛いものや熱いものなど、刺激の強い飲食物はなるべく避けていただく必要があります。

傷口は口の内側のため目立ちません。自然に溶ける糸で縫い合わせるため、抜糸の必要もなく、日常生活への影響は最小限に抑えられます。ただし、口の中のツッパリ感や食事でしみる、噛んだときの違和感などが1〜2週間ほど起こる場合があります。10人中1人くらいの割合で、親知らずを抜いた時のような腫れが出る場合があります。

術後の過ごし方

術後1ヶ月ほどのタイミングだと、拘縮が起こっているので凹凸や硬さを感じやすいですが、2〜3ヶ月ほどで気にならなくなっていきます。腫れが落ち着き始めるまでは、お顔の血流が良くなること(体を温める、飲酒、運動など)や、浮腫みやすい行為(塩分高い食事、うつ伏せで寝るなど)をお控えください。

マッサージなども不要ですし、特殊なケアは必要ありません。普段通りの生活を送りながら、自然に回復を待つ形になります。

バッカルファット除去の注意点とリスク

バッカルファット除去には、いくつかの注意点とリスクがあります。

最も重要なのは、適応の見極めです。バッカルファットが顔の大きさの原因になっていることはごくわずかで、多くの場合はフェイスラインに脂肪がついていたり、エラの筋肉が張っている、またはあご先が隠れていることで丸顔となっており、輪郭がぼやけているケースがほとんどです。

主なリスクとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 取り過ぎによる頬のコケや凹み
  • 吸引量が少ないことによる変化のなさ
  • 左右差
  • 感覚鈍麻
  • 唾液腺損傷
  • 稀に口内からの細菌感染

特に頬のコケは、施術直後は問題なくても、年齢と共に将来的に脂肪が減った際に目立つ可能性があります。

また、メーラーファットの除去も同様に注意が必要です。メーラーの部分は年齢と共にやつれてくる部分ですので、むやみに吸引すべき部分ではありません。年齢を重ねるとエイジングケアの一環としてメーラーの部分にヒアルロン酸などを注入して膨らませる方も多くいらっしゃいます。

改善案

バッカルファット除去を検討される際は、以下のポイントを確認してください。

  • 本当にバッカルファットが原因なのか、医師にしっかり診断してもらう
  • 適応でない場合は、他の施術(脂肪吸引注射、糸リフトなど)を検討する
  • 将来的なコケのリスクを理解した上で施術を受ける
  • 経験豊富な医師を選ぶ
  • カウンセリングで長期的な経過についても相談する

当院では、適応と取る量の見極めを重視し、過剰な除去によるコケを防ぐことを最優先にしています。診察・手術ともに細心の注意を払って行なっているため、安心してご相談ください。

バッカルファット除去以外の小顔整形

バッカルファット除去が適応でない場合、他の小顔整形も検討できます。

多くの方は、頬と顎下の脂肪吸引を行うことでスッキリしたフェイスラインを手に入れることができます。脂肪吸引注射は、脂肪層に吸引用の細いカニューレを入れ、直接脂肪を取り除く方法です。傷跡がかなり小さく、ダウンタイムも比較的少なめなので手軽に脂肪吸引をしたい方に向いています。

施術可能な部位は顎下、ホホ、ジョールファット、メーラーファット、頬骨上で、2箇所以上同時施術で各部位10%オフとなります。施術時間は1部位30分以内で、ダウンタイムは腫れやむくみ、内出血が2〜3日目にピークを迎え、1〜2週間程度で落ち着きます。

当院で提供している小顔整形

  • 脂肪吸引注射:顎下、ホホ、ジョールファット、メーラーファット、頬骨上
  • 糸リフト:たるみが気になる箇所に溶ける糸を挿入し、脂肪組織をひっかけて持ち上げる
  • バッカルファット除去:口横のポニョ感を解消
  • エラのボトックス注射:エラ張りを改善し、小顔効果を高める
  • ヒアルロン酸注入:凹みが気になる方や輪郭を整えたい方に

これらの施術を組み合わせることで、より効果的な小顔整形が可能です。例えば、脂肪吸引注射と糸リフトを併用することで、よりすっきりとしたフェイスラインに近づけることができます。

当院では、お顔の状態やご希望に応じて種類や本数を使い分けて施術を行っています。凹みが気になる方やさらに輪郭を整えたい方にはヒアルロン酸との組み合わせも相性が良いです。

よくある質問(FAQ)

Q1. バッカルファットをするとタルミとかなくなるんですか?

バッカルファットは小顔になることと、将来的なたるみ予防になることがメリットです。ただし、顔が細い人には適応が無いこともあるので、絶対しておいた方が良い!とは言えません。適応の見極めが非常に重要です。

Q2. バッカルファット除去のデメリットは有りますか?

バッカルファット除去のリスクは、腫れと内出血が1週間くらいは続いてしまうことでしょうか。細かな事を言えば、やや皮膚の知覚低下をきたすことがありますが、月単位で戻っていきます。術後の過ごし方は、マッサージなども不要ですし特殊なことはありません。

Q3. 腫れやダウンタイムがどれほどかかるのか、また効果はどれくらいあるのかを教えて欲しいです。

圧迫が難しい部位なので1週間、内出血が出る可能性を含めてもその期間程度は親不知を抜いたくらいは腫れると思っておいた方が良いです。効果はしっかりバッカルファットがあると、術前に診断できれば、確実に実感頂けます。

Q4. バッカルファット除去は将来的なたるみ予防になりますか?

20代、30代のうちに適量取ると、たるみやブルドック顔の予防になるとされています。ただし、悩みがないのにお顔に施術を行ったり、そのために数十万円をかけるのは慎重に検討すべきです。美容医療は「今ある悩みを治す」のが目的ですので、予防目的だけで施術を受けるのは推奨しません。

Q5. バッカルファット除去と脂肪吸引注射の違いは何ですか?

バッカルファットは頬の深部にある脂肪を除去する施術で、脂肪吸引注射は頬の浅い層にある皮下脂肪を吸引する施術です。バッカルファットは口の中から施術を行い、脂肪吸引注射は皮膚表面から細いカニューレを入れて脂肪を取り除きます。適応が異なるため、医師の診断が重要です。

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まとめ

バッカルファット除去は、小顔効果と将来のたるみ予防が期待できる施術です。

ただし、適応の見極めと除去量の調整が非常に重要で、取りすぎると頬がこけて見えるリスクがあります。また、バッカルファットが顔の大きさの原因になっていることはごくわずかで、多くの場合は他の要因が関係しています。

当院では、診察・手術ともに細心の注意を払い、長期的な経過も見据えて施術を行っています。適応と取る量の見極めを重視し、過剰な除去によるコケを防ぐことを最優先にしています。

バッカルファット除去を検討されている方は、まず医師にしっかり診断してもらい、本当にバッカルファットが原因なのかを確認してください。適応でない場合は、脂肪吸引注射や糸リフトなど、他の施術も検討できます。

小顔整形は、お顔全体のバランスを見ながら、適切な施術を選ぶことが大切です。当院では、お一人おひとりのお悩みに合わせて、最適な治療方法をご提案させていただきます。

 

著者情報
Iris beauty clinic
院長 平井 聡一郎 Dr.Hirai Soichiro
経歴
2017年岡山大学医学部医学科卒業
(在学中にUniversity of Michiganにてclinical electiveの経験)
2017年神戸市立医療センター中央市民病院
2019年湘南美容クリニック 入職
2021年湘南美容クリニック 奈良院 院長就任
2023年湘南美容クリニック 神戸院 院長就任
2023年湘南美容クリニック 神戸三宮院 院長就任
2023年湘南美容クリニック エリア統括ドクター就任
2025年Iris beauty clinic 開院

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