バッカルファットとは?小顔効果と注意点を専門家が徹底解説
「バッカルファットを取れば小顔になる」とよく言われます。ですが実際には、バッカルファットが顔の大きさの主な原因になっている方は、それほど多くありません。適応を見極めずに脂肪を取りすぎると、将来的に頬がこけて、かえって老けて見えてしまうこともあります。この記事では、バッカルファット除去の仕組みやメリット、ダウンタイムに加えて、見落とされがちなリスクと「適応の見極め」まで、当院の方針も交えて正直に解説します。
この記事でわかること
バッカルファットとは何か?
頬の内側、奥深くに存在する脂肪組織。それが「バッカルファット」です。
こめかみ付近から頬骨の裏側にかけて広がるこの脂肪は、若い頃は高い位置にとどまっていますが、加齢とともに下垂していきます。その結果、口横のポニョっとした膨らみや、ブルドッグ顔と呼ばれる下膨れの原因になってしまうのです。
バッカルファットは、頬の浅い層にある皮下脂肪とは異なり、深部に位置する脂肪組織として知られています。口の中を吸い込んだときに歯に当たる部分、笑ったときにつまめる脂肪が、バッカルファットの目安です。
加齢や重力の影響で下垂すると、ほうれい線やマリオネットラインを深く刻む要因にもなり、老けた印象を与えてしまいます。
関連ページ:当院のバッカルファット除去の詳細はこちら

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平井 聡一郎適応と除去量の見極めを重視。取りすぎによるコケを防ぎます
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バッカルファット除去の仕組みと施術内容
バッカルファット除去は、口の中から施術を行います。
具体的には、口腔内の頬の内側を約5mm程度小さく切開し、そこから不要な脂肪を適量除去する方法です。傷跡は口の中にできるため、外から見えることはほとんどありません。自然に溶ける糸で縫合するので、抜糸の必要もなく、ダウンタイムを最小限に抑えられるのが特徴です。
施術時間は約30分程度。ただし、脂肪を取りすぎたり、そもそも適応がない方から脂肪を取ると頬がこけて見えるリスクがあるため、適応の見極めと除去量の調整が非常に重要になります。
バッカルファット除去のメリットと効果

バッカルファット除去の最大のメリットは、小顔効果と将来のたるみ予防です。
脂肪細胞そのものを除去するため、その効果は半永久的とされています。ダイエットをしても顔だけぽっちゃりしたまま、という悩みを抱えている方にとって、根本的な解決策になる可能性があります。
具体的な効果としては、以下のようなものが挙げられます。
- 口横のポニョっとした膨らみの解消
- 笑ったときの頬の膨らみの改善
- フェイスラインのすっきり感
- 将来的なブルドッグ顔の予防
- ほうれい線やマリオネットラインの目立ちにくさ
特に20代・30代のうちに適量取ると、たるみやブルドッグ顔の予防になるとされています。加齢によってバッカルファットが下垂する前に対処しておくことで、将来的な老け顔を防ぐ効果が期待できるのです。
ただし、これはあくまで「適応がある場合」の話です。次の章以降でお伝えするとおり、適応の見極めを誤ると効果を実感できないどころか、将来的なコケにつながることもあります。
バッカルファット除去のダウンタイムと術後の経過
バッカルファット除去のダウンタイムは、比較的短めです。
腫れやむくみ、内出血が生じますが、腫れのピークは術後2〜3日目で、ある程度落ち着くのは1〜2週間程度です。完全に完成するのは3ヶ月〜半年ほどかかります。内出血が出た場合は1〜2週間ほどで消えていくことが多いです。
術後24時間はフェイスバンドの着用が必須となります。また、術後1週間目までは辛いものや熱いものなど、刺激の強い飲食物はなるべく避けていただく必要があります。
傷口は口の内側のため目立ちません。自然に溶ける糸で縫い合わせるため、抜糸の必要もなく、日常生活への影響は最小限に抑えられます。ただし、口の中のツッパリ感や食事でしみる、噛んだときの違和感などが1〜2週間ほど起こる場合があります。10人に1人くらいの割合で、親知らずを抜いたときのような腫れが出る場合もあります。
術後の過ごし方
術後1ヶ月ほどのタイミングだと、拘縮(こうしゅく)が起こっているので凹凸や硬さを感じやすいですが、2〜3ヶ月ほどで気にならなくなっていきます。腫れが落ち着き始めるまでは、お顔の血流が良くなること(体を温める、飲酒、運動など)や、浮腫みやすい行為(塩分の高い食事、うつ伏せで寝るなど)はお控えください。
マッサージなども不要ですし、特殊なケアは必要ありません。普段どおりの生活を送りながら、自然に回復を待つ形になります。
バッカルファット除去の注意点とリスク

バッカルファット除去には、いくつかの注意点とリスクがあります。
最も重要なのは、適応の見極めです。バッカルファットが顔の大きさの原因になっていることはごくわずかで、多くの場合はフェイスラインに脂肪がついていたり、エラの筋肉が張っている、またはあご先が隠れていることで丸顔となり、輪郭がぼやけているケースがほとんどです。
主なリスクとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 取り過ぎによる頬のコケ・凹み
- 吸引量が少ないことによる変化のなさ
- 左右差
- 感覚鈍麻(多くは月単位で回復します)
- 唾液腺損傷
- 稀に、口内からの細菌感染
特に頬のコケは、施術直後は問題なくても、年齢とともに将来的に脂肪が減った際に目立つ可能性があります。だからこそ「今、取れるか」だけでなく「10年後どう見えるか」まで考えて、除去量を判断する必要があります。
また、メーラーファットの除去も同様に注意が必要です。メーラー(頬の中央あたりの脂肪)は年齢とともにやつれてくる部分ですので、むやみに吸引すべき部分ではありません。年齢を重ねると、むしろエイジングケアの一環としてメーラーの部分にヒアルロン酸などを注入して膨らませる方も多くいらっしゃいます。
バッカルファット除去を検討するときに確認したいポイント
バッカルファット除去を検討される際は、以下のポイントを確認してください。
- 本当にバッカルファットが原因なのか、医師にしっかり診断してもらう
- 適応でない場合は、他の施術(脂肪吸引注射、糸リフトなど)を検討する
- 将来的なコケのリスクを理解したうえで施術を受ける
- 経験豊富な医師を選ぶ
- カウンセリングで長期的な経過についても相談する
当院では、適応と取る量の見極めを重視し、過剰な除去によるコケを防ぐことを最優先にしています。診察・手術ともに細心の注意を払って行なっていますので、安心してご相談ください。
バッカルファット除去以外の小顔整形
バッカルファット除去が適応でない場合でも、他の小顔整形で輪郭を整えられることは多くあります。
実際、多くの方は頬と顎下の脂肪吸引を行うことで、スッキリしたフェイスラインを手に入れることができます。脂肪吸引注射は、脂肪層に吸引用の細いカニューレを入れ、直接脂肪を取り除く方法です。傷跡がかなり小さく、ダウンタイムも比較的少なめなので、手軽に脂肪吸引をしたい方に向いています。
施術可能な部位は顎下・ホホ・ジョールファット・メーラーファット・頬骨上で、2箇所以上の同時施術で各部位10%オフとなります。施術時間は1部位30分以内で、ダウンタイムは腫れやむくみ・内出血が2〜3日目にピークを迎え、1〜2週間程度で落ち着きます。
当院で提供している小顔整形
- 脂肪吸引注射:顎下・ホホ・ジョールファット・メーラーファット・頬骨上
- 糸リフト:たるみが気になる箇所に溶ける糸を挿入し、脂肪組織をひっかけて持ち上げる
- バッカルファット除去:口横のポニョ感を解消
- エラのボトックス注射:エラ張りを改善し、小顔効果を高める
- ヒアルロン酸注入:凹みが気になる方や輪郭を整えたい方に
これらの施術を組み合わせることで、より効果的な小顔整形が可能です。例えば、脂肪吸引注射と糸リフトを併用することで、よりすっきりとしたフェイスラインに近づけることができます。凹みが気になる方やさらに輪郭を整えたい方には、ヒアルロン酸との組み合わせも相性が良いです。当院では、お顔の状態やご希望に応じて種類や本数を使い分けて施術を行っています。

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「自分にはどの小顔施術が合うのか」を診察してお伝えします
バッカルファット除去・脂肪吸引注射・糸リフト・ボトックス・ヒアルロン酸。どれが合うかは、お顔の状態によって変わります。流れ作業のような対応ではなく、診察したうえで判断材料を率直にお伝えします。やる・やらないを同じ熱量でお話しします。
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院長 平井 聡一郎
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よくある質問(FAQ)
Q1. バッカルファットをするとたるみはなくなりますか?
バッカルファットは、小顔になることと、将来的なたるみ予防になることがメリットです。ただし、顔が細い人には適応がないこともあるので、「絶対にしておいた方が良い」とは言えません。適応の見極めが非常に重要です。
Q2. バッカルファット除去のデメリットはありますか?
リスクとしては、腫れと内出血が1週間くらいは続いてしまうことが挙げられます。細かなことを言えば、やや皮膚の知覚低下をきたすことがありますが、月単位で戻っていきます。術後の過ごし方は、マッサージなども不要で、特殊なことはありません。
Q3. 腫れやダウンタイムはどれくらいかかりますか?効果はどれくらいありますか?
圧迫が難しい部位なので、内出血が出る可能性も含めて、1週間程度は親知らずを抜いたくらいは腫れると思っておいた方が良いです。効果は、しっかりバッカルファットがあると術前に診断できていれば、確実に実感いただけます。
Q4. バッカルファット除去は将来的なたるみ予防になりますか?
20代・30代のうちに適量取ると、たるみやブルドッグ顔の予防になるとされています。ただし、悩みがないのにお顔へ施術を行ったり、そのために数十万円をかけるのは慎重に検討すべきです。美容医療は「今ある悩みを治す」のが目的ですので、予防目的だけで施術を受けることは積極的にはおすすめしません。
Q5. バッカルファット除去と脂肪吸引注射の違いは何ですか?
バッカルファットは頬の深部にある脂肪を除去する施術で、脂肪吸引注射は頬の浅い層にある皮下脂肪を吸引する施術です。バッカルファットは口の中から施術を行い、脂肪吸引注射は皮膚表面から細いカニューレを入れて脂肪を取り除きます。適応が異なるため、どちらが合うかは医師の診断が重要です。
まとめ
バッカルファット除去は、小顔効果と将来のたるみ予防が期待できる施術です。
ただし、適応の見極めと除去量の調整が非常に重要で、取りすぎると頬がこけて見えるリスクがあります。また、バッカルファットが顔の大きさの主な原因になっていることはごくわずかで、多くの場合は他の要因が関係しています。
当院では、診察・手術ともに細心の注意を払い、長期的な経過も見据えて施術を行っています。適応と取る量の見極めを重視し、過剰な除去によるコケを防ぐことを最優先にしています。
バッカルファット除去を検討されている方は、まず医師にしっかり診断してもらい、本当にバッカルファットが原因なのかを確認してください。適応でない場合は、脂肪吸引注射や糸リフトなど、他の施術も検討できます。
小顔整形は、お顔全体のバランスを見ながら適切な施術を選ぶことが大切です。当院では、お一人おひとりのお悩みに合わせて、最適な治療方法をご提案させていただきます。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式施術名 | バッカルファット除去術(頬脂肪体除去術) |
| 施術の概要 | 口腔内(頬の内側)を約5mm小さく切開し、頬の深部にあるバッカルファット(頬脂肪体)を適量除去して、口横の膨らみやフェイスラインを整える施術です。傷跡は口の中のため目立たず、自然に溶ける糸で縫合するため抜糸は不要です |
| 施術時間の目安 | 約30分程度 |
| 費用(税込) | 自由診療(保険適用外)。バッカルファット除去 ¥198,000(部分モニター ¥158,000)。料金の詳細は 料金表 をご覧ください |
| リスク・副作用 | 腫れ・むくみ・内出血(腫れのピークは2〜3日、1〜2週間で軽快)、痛み、口内のツッパリ感・食事でしみる・噛んだときの違和感(1〜2週間程度)、左右差、感覚(知覚)の鈍麻(多くは月単位で回復)、取り過ぎによる頬のコケ・凹み、吸引量が少ないことによる変化のなさ、唾液腺損傷、稀に口内からの細菌感染。10人に1人程度の割合で、親知らずを抜いたときのような腫れが出ることがあります |
| ダウンタイム | 腫れのピークは術後2〜3日、1〜2週間程度で落ち着き、完成までは3ヶ月〜半年が目安です。術後24時間はフェイスバンドの着用が必須。術後1週間程度は刺激の強い飲食物を避けてください |
| 適応について | バッカルファットが顔の大きさの原因になっているケースは多くありません。適応でない方や取りすぎは将来的な頬のコケにつながるため、診察による適応・除去量の見極めが重要です。適応でない場合は脂肪吸引注射・糸リフトなどをご提案します |
