二重整形のダウンタイムはどのくらい?腫れ・内出血の経過と過ごし方を美容外科医が本音で語る
いきなり一番聞きたいことに答えます。埋没法のダウンタイムは1週間前後、切開法は1〜3ヶ月が目安です。(完成じゃないですよ。ある程度気にならないなという目安です。)
ただ、この数字だけ見て安心するのは早い。まぶたの厚み、希望する二重の幅、誰がオペするか、術式は何か。これだけの変数があるので、同じ「埋没法」でも経過は人によってまるで違います。
私は2019年から2025年までの6年間のみでも7,000件以上の二重埋没法を手がけてきました。その中で何百回何千回と術後の経過を診てきて思うのは、「ダウンタイムの長さは、術前にある程度予測できる」ということです。予測できるからこそ、仕事復帰のタイミングも具体的にアドバイスできるし、「思ったより腫れた」というギャップも減らせる。
この記事では、経過を時系列で追いながら、各時期にやるべきこと、やってはいけないこと、そして患者さんからよく聞かれる質問への私の見解を、できるだけ具体的にお話しします。

この記事でわかること
埋没法と切開法、そもそもダウンタイムがどう違うのか

まず前提として、埋没法と切開法はまったく別の手術です。回復の仕方も違う。
埋没法は医療用の糸でまぶたを留めて二重を作る方法で、施術時間は約20分。メスを使わないので身体への負担は比較的少なく、腫れのピークは術後1〜2日目。目を開けてメイクをしている状態なら、1週間前後で気にならなくなる方が多いです。ただし伏し目にすると1週間くらいはまだ食い込みが目立ちやすい。これは誰がやるか、どんな術式かで変わるので、あくまで私の患者さんの場合の話です。当院で行っている裏留めであれば、術直後からメイクが可能です。
切開法はまぶたを切開して二重のラインを形成する方法。余分な皮膚や脂肪も取り除けるので、皮の余りがある方や眼瞼下垂(がんけんかすい)がある方に向いています。ただしメスを使う分、ダウンタイムは埋没法より長い。腫れや内出血が強く出ることがあり、術後1週間で抜糸。大部分の腫れが引くまでには1ヶ月前後かかることが多く、仕上がりが安定する「完成」は3〜6ヶ月頃です。とはいえ、1週間くらいでかなり落ち着いている方も実は割といます。希望の幅やまぶたの状態によってばらつきが大きいのが正直なところです。
埋没法と切開法のダウンタイム比較表
| 項目 | 埋没法 | 切開法 |
| 施術時間 | 約20分 | 約60分 |
| 腫れが落ち着く目安 | 1週間前後 | 1〜2ヶ月 |
| 内出血 | 1〜2週間程度 | 2〜3週間程度 |
| 抜糸 | 不要(術式による) | 術後7日前後 |
| メイク開始 | 直後〜(裏留めの場合) | 抜糸の翌日から |
| 完成(安定)目安 | 1〜2ヶ月 | 3〜6ヶ月 |
| 持続性 | 数年〜(糸が緩む可能性あり) | 半永久的 |
※個人差・術式により異なります。
術後当日〜3日目:一番つらい時期にやるべきこと
術後当日から2日目が、いちばんつらい時期です。まぶたが重く感じたり、たくさん泣いた後みたいな状態になる。内出血が出ると、目元に赤みや紫色のあざが見えることもあります。ただ内出血については、目を開けているとわからない程度のことが多いです。
この時期にいちばん大切なのは**適切なアイシング(冷却)**です。
ここで具体的な話をします。保冷剤をタオルやガーゼで包んで、1回10分程度を目安に断続的に冷やす。これが基本です。直接まぶたに当てたり、長時間冷やし続けるのは凍傷のリスクがあるので避けてください。
そしてこれ、カウンセリングでもよくお伝えするのですが、冷えピタをおでこに貼るのは意味がありません。腫れている部分を冷やさないと、手術していないおでこを冷やしたところで何も起きない。冷えピタをおでこに貼って安心している方が結構いるのですが、申し訳ないですが効果はゼロです。冷やすなら腫れている部分を、保冷剤で。
もう一つ重要なのが、寝るときは枕を高くして頭を心臓より高い位置に保つこと。日中も顔が下を向きすぎないように意識してみてください。これだけでまぶたへの血液の滞留を防いで、むくみがかなり軽減されます。
また、この時期は入浴・運動・飲酒を控えること。血行が促進されると腫れが悪化する可能性があります。湯船には浸からず、ぬるめのシャワーで済ませましょう。
仕事復帰のタイミング:正直に言うと「周囲に伝えているか」で変わる
「何日休めばいいですか?」という質問は本当に多い。で、私の答えはいつも同じです。周囲に伝えているかどうかで変わります。
二重整形を受けたことを周りに伝えているなら、そこまで長く休む必要はありません。埋没法であれば翌日から出勤される方もいます。もちろん腫れはありますが、「二重の手術したんだよね」と言ってしまえば、周りも「ああそうなんだ」で終わる。
ただし、絶対にバレたくないという方は1〜2週間ほどお休みがあった方が安心です。
切開法の場合は、バレる前提で考えてください。抜糸までの1週間は傷が見えますし、腫れも埋没法より強く出ます。どうしてもバレたくない方は、最低でも1〜2週間。理想を言えばもう少し余裕を見た方がいい。ただ、正直なところ切開法を受けて完全にバレないようにするのはかなり難しいです。完全に個人的な意見ですが、そもそも整形自体を友達などに対してはあまり隠すことはお勧めしません。どうせ言わないだけでバレてます。特に相手が女性の場合、前髪切っただけで気付かれるのに、二重の幅が変わって気付かないとあるかな?と思ってます。コンプレックスをなくすために手術する以上、周りに隠すとそれ自体がコンプレックスになってしまいます。いっそオープンにした方が色々と気が楽かなと思いますし、みんなそこまで他人のことなど気にしていません。あれこれ言ってくる人がいるとするなら、綺麗になって僻んでいるか、たまにいる整形断固反対派の方達なので、取り合う必要はないかなと思います。
とはいえこの辺りは色々事情はあると思いますし、職業や生活スタイルによっても変わるので、具体的なスケジュールの相談はカウンセリングで直接お話しいただくのが確実です。
術後3日〜1週間:冷やすのをやめるタイミング
術後3日目以降になると、腫れやむくみが徐々に引き始めます。埋没法の場合、この頃からコンシーラーやメイクでカバーしやすくなる方が多いです。
ここで大事なポイントがあります。術後72時間を過ぎたら、冷やすのはやめましょう。
腫れのピークを過ぎた後に冷やし続けると、逆に血流が悪くなって回復が遅れる可能性があります。ここは意外と知らない方が多い。むしろ時々温めるのも良いと言われていたりしますが、腫れがまだ気になる場合はもう何もしないのが無難です。
切開法の場合は、術後7日前後で抜糸を行います。抜糸翌日からメイクが可能です。
切開の術後ケアで一つ、私がいつもお伝えしていることがあります。オペしたクリニックで軟膏をもらえると思うので、傷口は常に濡れているくらいにベタベタに塗っておくこと。見た目は気になるかもしれませんが、これが傷の治りを良くします。逆に乾燥させてかさぶたを作ると傷跡が汚くなります。かさぶたができたら、優しく濡れた綿棒で取っておく方がいいです。
コンタクトレンズは、術後24時間後から使用可能です。
「目を閉じて安静にした方がいい」は逆効果

カウンセリングでよく聞くのが「腫れているから目をあまり開けないようにしています」という話。
これは逆効果です。しっかり目を開いた方がなじむのが早い。
まばたきが多い方がいいくらいです。安静にしようと思って目を閉じがちになる気持ちはわかりますが、普通に目を開けて生活していた方が、二重のラインが定着しやすくなります。
術後に怖がって目をそっと使っている方と、普通に生活している方とでは、ラインの落ち着き方に差が出ます。もちろん目をゴシゴシこすったり、まぶたに物理的な力を加えるのはダメですが、普通にまばたきする分にはむしろプラスだと考えてください。
術後1週間〜1ヶ月:日常生活に戻れる時期
埋没法では、術後1週間が経過すると多くの方が日常生活に支障なく過ごせるようになります。腫れはまだ完全には引いていませんが、メイクをして普通に目を開けていればそれほど気にならない。ただし下を向くとまだ食い込みが強いなと感じる人がほとんどだと思います。
切開法でも、2〜3週間を過ぎると大部分の腫れが引いて、二重のラインが安定してきます。傷跡はまだ赤みが残る場合がありますが、ここから徐々に目立たなくなっていきます。
食事面では、むくみの原因になる塩分の多い食事を控えること。そして意外かもしれませんが、睡眠は取りすぎるとかえって顔がむくみやすくなります。適度な睡眠時間を維持することも大切です。
入浴(湯船)・激しい運動・飲酒は術後1〜2週間を目安に控えてください。喫煙も回復を遅らせるため、できる限り控えることを推奨します。
術後1ヶ月以降:「まだ腫れてる?」と不安になる方へ
埋没法では術後1〜3ヶ月、切開法では3〜6ヶ月頃に、二重のラインが完全に落ち着いて「完成形」に近づきます。
切開法の傷跡は時間とともに目立たなくなりますが、完全に消えるわけではありません。日焼け対策をしておくと傷跡に色素沈着しづらくなるので、その点だけ気をつけておきましょう。
この時期に「まだ腫れが引かない気がする」と不安になる方は結構います。目安としては、埋没法なら2ヶ月、切開法なら半年は経過を見てほしいです。それだけ待っても明らかに気になる場合は、修正を検討してもいいかもしれません。焦って早い段階で修正するよりも、しっかり待ってから判断した方が結果的にいい仕上がりになることが多い。ここは焦る気持ちをぐっと我慢してほしいところです。
ダウンタイムが長引きやすい人の特徴
ダウンタイムには個人差があります。以下のような方は腫れや回復が長引く傾向があるので、事前に知っておいてください。
まぶたが厚い・脂肪が多い
まぶたに厚みがある方や脂肪が多い方は、そもそも浮腫みやすい上に、ラインの食い込みが目立ちやすい。ダウンタイムが長引きやすいです。正直に言うと、まぶたが厚い方のダウンタイムを短くする方法はなかなかありません。体質的にどうしようもない部分です。こういう方には、脂肪取りの併用や切開法が向いている場合もあります。
二重幅を広くデザインした場合
希望する幅が広いほど、腫れる範囲も広がりますし、目を開けるのに力がいるので術後の腫れが強く出やすい。
「ダウンタイムを短くしたいから幅を狭くする」という考え方も一つの選択肢ではあります。ただ個人的には、腫れは一時的なものなので、ダウンタイムが長くなることは気にせず理想の幅で作る方がおすすめです。もちろん考え方次第ですが。
逆にダウンタイムが短く済みやすい方の特徴もあります。まぶたが薄くて、希望の二重幅が狭い方。そして手術中にしっかり力が抜けている方。リラックスした状態で手術を受けられると、それだけで術後の腫れが軽くなる傾向があります。
埋没法を繰り返している場合
意外と知られていないのですが、埋没法を何度も繰り返している方はダウンタイムが長引きやすいです。何度も糸を通していると、まぶたの組織が硬くなっていることがあって、その分腫れが引きにくくなります。過去に埋没法を受けたことがある方は、カウンセリングでその旨を必ず伝えてください。
アレルギー・むくみやすい体質
花粉症やアトピーなどアレルギーのある方、そもそもむくみやすい方は、術後の腫れが出やすい傾向があります。痒くて擦ってしまうのも良くないですし、かぶれるとラインも乱れやすくなる。コンディションのいい時期に受けることも大切です。花粉症がひどい方は、事前に耳鼻科や眼科で薬をもらっておくと良いと思います。
手術中に力が入ってしまう
手術中に力が入っている方はダウンタイムが長くなる傾向があります。緊張して目元にぎゅっと力が入ると、組織へのダメージが増えてしまう。「リラックスしてください」と言われても難しいのはわかりますが、力を抜けるかどうかで術後の経過がかなり変わります。
力を抜くコツは、目をうっすら開けて下の方を見つめることです。目を開けて下を向いていると力の入れようがありません。今やってみてください。目に力を入れようと思ったら目を瞑る必要があるので、開けてさえいれば力まないんですね。ぜひこれは手術中出来そうなら試してみてください。
私自身、手術中は麻酔の量の調整だけでなく、患者さんにリラックスしてもらえるような声かけを意識しています。患者さんが好きな音楽もいつも流すようにしています。力を込めさせないようにすること自体が、ダウンタイムを短くする技術の一つだと考えています。
ダウンタイムと医師選び:技術力で変わるという話
同じ埋没法でも、医師の技術力によって腫れの程度やダウンタイムの長さが変わる。これは美容外科医であれば誰でも知っていることです。
糸のかけ方、留め方、麻酔の量、縛る強さ。こういった細部の積み重ねが術後の回復速度に影響します。特に重要なのが糸の縛り具合の調節です。まぶたの状態は一人ひとり違いますから、それに応じて縛り具合を微調整する必要がある。緩すぎると糸が取れやすくなるし、きつすぎると食い込みが強くなってダウンタイムも長引く。このバランスを見極められるかどうかは、やはり経験の蓄積がものを言います。
もちろん、誰でも必ず腫れが少なく済むかというとそんなことはないので、ある程度腫れるつもりで受ける方がいい。でも、経験豊富な医師を選ぶことで「想定外に腫れた」というリスクは下げられます。
症例数が豊富で、さまざまなまぶたのタイプに対応してきた医師を選ぶこと。そしてカウンセリングで自分のまぶたの状態を丁寧に診てくれて、ダウンタイムの見通しを具体的に説明してくれる医師を選ぶこと。これが大事です。
当院の二重整形について

私は7,000件以上の埋没法の症例実績(2019年〜2025年の症例件数)があり、NPS(顧客満足度)全国No.1(2021年時、SBC内)を獲得した経験もあります。
術後のフォロー体制にもこだわっています。施術直後の時点で「腫れが強く出そうだな」と感じた場合はその場でお伝えしますし、術後に不安なことがあればLINEもしくはお電話でご相談いただければ回答します。「オペして終わりではなくて、満足してもらって終わり」。これが私のモットーです。
私自身は二重整形を受けた経験はありませんが、美容外科医の先生の施術を担当したことも複数回あります。同業の先生方の目元を手がけるというのは、それだけ信頼していただいているということであり、身の引き締まる思いで臨んでいます。
ダウンタイムへの不安や、仕事・学校のスケジュールに合わせた施術計画についても、カウンセリングで遠慮なくご相談ください。
まとめ
- 埋没法のダウンタイムは1週間前後が目安。腫れのピークは術後1〜2日目
- 切開法のダウンタイムは2〜3週間が目安。完成は3〜6ヶ月頃
- まぶたの厚み、二重幅、体質、手術中のリラックス度で個人差がある
- 術後72時間はアイシングが有効。それ以降は冷やさない
- 冷えピタをおでこに貼っても意味がない。腫れている部分を保冷剤で冷やす
- 目はしっかり開けた方がなじみが早い
- 切開の傷口は軟膏でベタベタに保湿。かさぶたを作らないのがポイント
- 入浴・運動・飲酒は術後1〜2週間を目安に控える
- 仕事復帰は「周囲に伝えているかどうか」で目安が変わる
よくある質問(FAQ)
Q1. 埋没法と切開法、ダウンタイムだけで術式を選んでもいいですか?
「腫れが怖いから埋没を選ぶ」という気持ちはよくわかります。ただ、理想のデザインや目元の状態によっては、切開法の方が長期的に満足度が高いケースもあります。ダウンタイムは一時的なもの、仕上がりは長期的なもの。私はまず理想の仕上がりから逆算して術式を考えるべきだと思っています。
Q2. 術後、いつから温泉やプールに入れますか?
温泉は術後1週間以降を目安にしてください。プールも同様です。綺麗な水ではないと思っていた方が良いので、少しゆとりを持って間隔を開けておく方が安心です。切開法の場合は抜糸後さらに1週間程度は控えた方が無難です。海水浴も同様の考え方で、傷口が安定するまでは避けてください。
Q3. 市販の腫れ止めサプリや薬は効果がありますか?
アルニカやブロメラインなど、腫れを軽減するとされるサプリを飲む方もいますが、私個人としてはそこまで劇的な効果を実感したことはありません。飲んで悪いものではないと思いますが、それよりもアイシングを正しくやること、頭を高くして寝ること、血行を促進する行動を避けることの方がよほど効果があります。
Q4. 左右で腫れ方が違うのですが大丈夫ですか?
片方だけ内出血が出たり、片方が先に腫れが引いたりすることは珍しくありません。術後1ヶ月以内であれば、まだ経過の途中なので焦らず様子を見てください。ラインが安定する時期(埋没法:1〜2ヶ月、切開法:3〜6ヶ月)まで待ってから左右差を判断するのが鉄則です。ちなみに切開法の際に、片目だけ開けれないレベルで異常に腫れる、ということがあればそれは血腫ができているのですぐ相談した方がいいです。(全切開で起こることはかなり稀なので私の患者さんでは見たことはありません。)
Q5. 術後の飲酒は少量なら大丈夫ですか?
少量でも術後1週間は控えてください。アルコールは血管を拡張させるので、腫れが悪化するリスクがあります。「ビール1杯くらいなら」と思う方もいますが、それで腫れが長引いて後悔するよりも、1週間我慢する方がよほど合理的です。しかもそういう場合ってほとんど1杯で止まれないと思います、、
リスク・副作用について
二重整形(埋没法・切開法)には、腫れ・内出血・痛み・感染・左右差・糸の露出(埋没法)・傷跡(切開法)・予定外重瞼線などのリスク・副作用が生じる可能性があります。気になる症状が続く場合や悪化する場合は、速やかに担当医にご相談ください。
本施術は自由診療(保険適用外)です。
| 項目 | 内容 |
| 施術名 | 二重整形(埋没法・切開法) |
| 施術内容 | 埋没法:医療用の糸でまぶたを留めて二重を形成 / 切開法:まぶたを切開して二重のラインを形成 |
| 施術時間 | 埋没法:約20分 / 切開法:約60分 |
| 費用(税込) | こちらを参照ください。 |
| リスク・副作用 | 腫れ、内出血、痛み、感染、左右差、糸の露出(埋没法)、傷跡(切開法)、予定外重瞼線 等 |
