アイリスビューティークリニック
美容外科・皮膚科

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更新日:2026.04.13

三重まぶたは治せる?原因と治療法を美容外科医が本音で解説

「三重まぶた 治し方」で検索すると、まぶたのマッサージ、ツボ押し、ホットタオル、アイクリーム――こういったセルフケアの情報がたくさん出てきます。

正直に言うと、これらのセルフケアで三重まぶたが根本的に治ることは、ほぼありません。

カウンセリングでも「ネットで見たマッサージを半年続けたけど全然変わらない」という方は多いですし、中には「YouTubeで見たまぶたのマッサージを続けたら、かえって皮膚が伸びてしまった」という方もいます。むしろ悪化しているケースの方が目立つくらいです。

なぜセルフケアでは治らないのか。それはまぶたの構造の問題だからです。三重まぶたの多くは、皮膚のたるみ・まぶたの筋力低下・皮膚の伸びといった組織レベルの変化が原因で起きています。外側から何かを塗ったり温めたりしても、伸びた皮膚は縮みませんし、衰えた筋肉は鍛え直せません。

この記事では、三重まぶたの原因を5つに分類した上で、「なぜセルフケアでは治らないのか」を医学的に説明し、原因別の治療アプローチをお伝えします。

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三重まぶたとは?――なぜラインが増えるのか

二重まぶたは目を開けたときにくっきりした1本のラインが入りますが、三重まぶたは薄くて細いラインが2本以上重なって見える状態です。このラインがしわのように見えるため、実年齢より老けた印象になったり、目元が疲れて見えやすくなります。

「アイシャドウが複数のラインに乗ってしまって、メイクが決まらない」という悩みもよく聞きます。

三重まぶたには大きく分けて一時的なもの慢性的なものがあります。

一時的な三重まぶたは、むくみや疲れが原因です。飲みすぎた翌朝や、睡眠不足のときに出やすく、むくみが引けば元に戻ります。「夕方だけ三重になる」「朝起きたときだけ」という方はこのタイプの可能性があります。

慢性的な三重まぶたは、まぶたのたるみ・くぼみ・眼瞼下垂(がんけんかすい)・アイテープの長期使用による皮膚の伸びなどが原因です。時間が経っても自然には戻りません。

そしてカウンセリングに来られる方の大半は、後者の慢性的なタイプです。一時的なむくみであれば、わざわざクリニックに相談に来るほど悩んでいないですからね。つまり、三重まぶたで本当に困っている方のほとんどは、セルフケアでは対処できない原因を抱えているということです。

三重まぶたになる5つの原因

1. 加齢によるたるみ・くぼみ

年齢とともにコラーゲンやエラスチンが減少し、まぶたのハリが失われます。皮膚が垂れ下がって二重ラインの上に余った皮膚が乗ることで、三重のラインが生じます。

加齢による三重まぶたには2つのパターンがあります。

たるみパターン: 皮膚が垂れ下がって二重ラインが乱れるもの。まぶたが重く見えたり、眠そうな印象になります。

くぼみパターン: 目元の脂肪や筋肉が減少して目の上がくぼむことで皮膚が余り、ラインが増えるもの。

率直に言うと、加齢によるたるみやくぼみに対して、アイクリームやマッサージで皮膚を元に戻すことはできません。伸びた皮膚は縮みませんし、減った脂肪は外から補えません。

2. 眼瞼下垂(がんけんかすい)

眼瞼下垂とは、まぶたを開く筋肉(眼瞼挙筋)の力が弱まって、目をしっかり開けられなくなる状態です。簡単に言うと「まぶたの開け閉めに関わる筋肉が衰えている」ということですね。

まぶたが下がると視野が狭くなるので、無意識に眉を上げて目を開けようとします。その結果、目の上がくぼんで皮膚が折れ重なり、三重まぶたになります。

眼瞼下垂になりやすい方としては、ハードコンタクトレンズを長年使っている方、花粉症やアトピーでまぶたを擦るクセがある方、アイプチ・アイテープを長年使用している方が挙げられます。

眼瞼下垂は筋肉の問題ですから、外側から何をしても根本的な改善はできません。

3. アイテープ・アイプチの長期使用

アイテープやアイプチは、まぶたの皮膚を無理に折り込んで二重を作ります。毎日長期にわたって使い続けると、皮膚が引っ張られ続けて伸びてしまい、三重まぶたのラインが定着してしまうことがあります。

【院長エピソード挿入予定】アイテープが原因で来院された患者さんの具体的な事例

三重まぶたが気になり始めた方は、まずアイテープの使用頻度を減らしていくことが悪化防止の第一歩です。ただし、すでに伸びてしまった皮膚は、使用をやめても元に戻ることは基本的にありません。

4. まぶたへの摩擦・刺激の蓄積

まぶたの皮膚は顔の中でも特に薄くてデリケートです。日常的な摩擦が積み重なると、皮膚が少しずつ伸びてラインが乱れ、三重まぶたになることがあります。

原因になりやすい行為としては、花粉症やアレルギーで目を強くこする、クレンジング時に目元をゴシゴシ擦る、スキンケアで化粧水を強くたたき込むなどがあります。

私の印象として、花粉症の方は特にリスクが高いです。毎年春にまぶたを擦り続けるわけですから、数年単位でダメージが蓄積されていきます。摩擦を減らすことは悪化予防にはなりますが、すでに伸びた皮膚を元に戻すことはできません。

5. むくみ・血行不良

むくみによる三重まぶたは唯一、生活習慣の改善で対処できる可能性があるタイプです。血行が悪くなるとまぶたに余分な水分が溜まり、本来の二重ラインが出ずに三重になって見えることがあります。

ただし注意していただきたいのは、むくみによる三重まぶたを繰り返していると、まぶたの皮膚が伸びてラインのクセがつき、慢性的な三重まぶたに移行してしまうことがあるという点です。「たまにむくんで三重になる」程度なら生活習慣で対応できますが、頻繁に繰り返している方は早めに一度まぶたの状態を確認した方がいいです。

セルフケアでは治らない医学的な理由

ここが一番大事な話です。

三重まぶたの原因5つを見ていただくとわかるのですが、むくみ以外の4つはすべてまぶたの組織そのものの変化が原因です。皮膚が伸びている、脂肪が減っている、筋肉が衰えている。こうした組織レベルの問題は、外側からのケアでは物理的に解決できません。

にもかかわらず、ネットには「マッサージで三重まぶたを改善」「ツボ押しでまぶたのたるみ解消」といった情報があふれています。これらに医学的な根拠はありません。

**なぜセルフケアが逆効果になるのか。**理由はシンプルです。まぶたの皮膚は体の中で最も薄い皮膚の一つで、厚さは約0.5mm程度しかありません。この極めて薄い皮膚をマッサージやツボ押しで繰り返し刺激すると、皮膚はさらに伸びます。伸びた皮膚がたるみを加速させ、三重まぶたがさらに悪化する。こういう悪循環に入ってしまうのです。

【院長エピソード挿入予定】誤ったセルフケアで悪化して来院された患者さんの事例

セルフケアで治るなら、美容整形は要りません。治療が必要なケースでは、早めにちゃんと治療を受けた方が確実です。半年間マッサージを続けて変わらなかった方が、治療を受けたら根本的に改善できた――そういうケースを数多く見てきています。

やってはいけないセルフケア――悪化させる人が多い

三重まぶたを自分で何とかしようとして、逆に悪化させてしまっている方がかなりいます。

まぶたのマッサージ: これは本当にやめた方がいいです。まぶたの皮膚は極めて薄いので、マッサージの摩擦で皮膚がさらに伸びて、たるみが進行するリスクがあります。私はまぶたのマッサージを推奨しません。医学的な根拠もありません。

目元のツボ押し・筋肉トレーニング: これらも医学的な根拠が十分ではなく、まぶたに余計な刺激を加えることで悪化する可能性があります。「まぶたを鍛える」という発想自体に無理があります。

アイテープで無理に二重を作る: 三重まぶたをごまかそうとアイテープを毎日使い続けると、摩擦とダメージが蓄積されて、たるみや皮膚の伸びがさらに進行します。一時しのぎが根本原因を悪化させる典型的なパターンです。

高額なアイクリームへの過度な期待: アイクリームは保湿やハリ感の演出には一定の効果がありますが、伸びた皮膚を縮めたり、衰えた筋肉を回復させたりする力はありません。予防としてはいいのですが、治療の代替にはなりません。

三重まぶたの治療法――原因別のアプローチ

三重まぶたの治療で最も大切なのは、原因に合った施術を選ぶことです。原因が違えば治療法もまったく変わります。

二重埋没法――ラインを安定させて三重を解消する

たるみや皮膚の余りが原因で三重になっている場合、二重埋没法で安定した1本のラインを作ることで、三重の細いラインを整理できます。

埋没法はメスを使わないため傷跡が残りにくく、ダウンタイムも1週間前後と比較的短いのが特徴です。仕上がりが気に入らなければ抜糸してやり直せるので、初めての方にも選ばれやすい施術ですね。

当院の埋没法(アイリスループ法)は、裏留め・線留めを採用しています。点留めではなく線で固定するため、持続性が高く、目を閉じても自然な仕上がりになります。私は点留めにはメリットがないと考えているので、当院では線留めのみを提供しています。

ただし、まぶたのたるみが重度の場合や皮膚の余りが大きい場合は、埋没法だけでは対応が難しいこともあります。その場合は切開法や眼瞼下垂手術の併用を提案します。

ダウンタイムの目安

症状目安
大きな腫れ1週間程度
内出血1~2週間で消失
完成(安定)約2ヶ月
メイク開始当日から可能

※個人差があります。

眼瞼下垂の治療――根本原因にアプローチ

眼瞼下垂が原因の三重まぶたには、まぶたを開く筋肉を調整する手術が必要です。

眼瞼下垂手術は、まぶたの中にある挙筋腱膜を縫い縮めて、目の開きを改善する施術です。施術時間は約60~90分で、ダウンタイムは強い腫れが1~2週間程度、完全な完成まで3~6ヶ月ほどかかります。

眼瞼下垂の程度が軽度~中度の場合は、切らない方法(糸で挙筋を調整する方法)で対応できることもあります。重度の場合は切開が必要になります。

眼瞼下垂の症状が日常生活に支障をきたしている場合は、保険診療が適用されるケースもあります。ただし、保険適用は機能的な問題がある場合に限られます。

【院長エピソード挿入予定】眼瞼下垂と三重まぶたの関係について、臨床で感じていること

ヒアルロン酸・脂肪注入――くぼみが原因の場合

目の上のくぼみが原因の三重まぶたには、くぼみにボリュームを補う方法が有効です。

ヒアルロン酸注入: くぼみにヒアルロン酸を注入してふっくらさせる方法です。ダウンタイムがほぼなく、施術直後から変化を実感しやすいのが特徴です。ただし、ヒアルロン酸は時間とともに体内に吸収されるため、半年~1年を目安に再施術が必要になります。

脂肪注入: ご自身の体から採取した脂肪を目の上のくぼみに注入する方法です。生着した脂肪は長期的に効果が持続しやすく、アレルギーのリスクも低いです。

ただし、くぼみが重度の場合や眼瞼下垂も合わさっている場合は、注入系の施術だけでは改善が不十分なことがあります。

三重まぶたの治療は、原因の見極めで施術が大きく変わります。「自分にはどの治療法が合うのか」を正確に判断するには、まぶたの状態を実際に診察する必要がありますので、気になる方はカウンセリングでご相談ください。

原因別・治療選択の判断基準

三重まぶたの原因治療法セルフケアで対処可能か
一時的なむくみ生活習慣の改善で経過観察可能(ただし繰り返す場合は要注意)
まぶたのたるみ・ラインの乱れ二重埋没法(軽度)、切開法(重度)不可
目の上のくぼみヒアルロン酸注入・脂肪注入不可
眼瞼下垂眼瞼下垂手術(糸または切開)不可
アイテープによる皮膚の伸び使用中止+状態により埋没法悪化防止のみ可能

※あくまで目安です。適切な施術はまぶたの状態により異なります。

私の方針としては、カウンセリングでまぶたの状態をしっかり診て、むくみだけが原因で治療が必要ないケースならその旨をお伝えして帰っていただくこともあります。「施術が必要ないのに施術を勧める」ということはしません。逆に、たるみや眼瞼下垂が明らかに進んでいる場合は、正直にその旨をお伝えします。セルフケアで粘るよりも治療を受けた方がいいケースでは、はっきりそうお伝えする方が患者さんのためだと考えています。

よくある質問

Q1. 片目だけ三重まぶたになるのはなぜですか?

片目だけ三重になるケースは実はよくあります。左右のまぶたの厚みや脂肪量の違い、片側だけの眼瞼下垂の進行、横向きで寝る習慣による片側のむくみなどが考えられます。片目だけ気になる場合でも、左右両方のまぶたの状態を診察した上で対処法を判断する方が確実です。

Q2. 三重まぶたは遺伝しますか?

まぶたの厚みや骨格、筋力といった「三重まぶたになりやすい素因」は遺伝の影響を受けることがあります。ただし、三重まぶた自体が遺伝するというよりも、まぶたの構造的な特徴が似ることで結果的に三重になりやすいという理解が正確です。遺伝的な素因があっても治療は可能ですので、過度に心配する必要はありません。

Q3. 二重埋没法を受けた後に三重まぶたになることはありますか?

可能性としてはあります。埋没法で作った二重ラインの上に、加齢やたるみによって新たなラインが出てしまうケースですね。また、糸が緩んでラインが不安定になったときに三重に見えることもあります。その場合は、糸の状態やまぶたの状態を診察したうえで、再施術や別のアプローチが必要かどうかを判断します。

Q4. コンタクトレンズの使用と三重まぶたは関係ありますか?

関係があります。特にハードコンタクトレンズの長期使用は眼瞼下垂のリスク因子です。レンズの着脱時にまぶたを引っ張る動作が毎日繰り返されるため、まぶたを開く筋肉にダメージが蓄積されていきます。ソフトコンタクトレンズでもリスクはゼロではありませんが、ハードに比べると影響は小さいです。

Q5. 三重まぶたの治療にダウンタイムはどのくらいかかりますか?

原因と治療法によります。二重埋没法であれば大きな腫れが1週間程度、ヒアルロン酸注入であればほぼダウンタイムなし~数日程度です。眼瞼下垂手術の場合は強い腫れが1~2週間、完成まで3~6ヶ月ほど見ていただく必要があります。「ダウンタイムが短い方法」だけで選ぶと根本原因に対処しきれないこともあるので、まぶたの状態を見た上で最適なバランスを一緒に考えていきましょう。

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まとめ

この記事のポイントを整理します。

  • 三重まぶたの原因は大きく5つに分かれるが、むくみ以外の4つはセルフケアでは治らない
  • まぶたのマッサージやツボ押しは医学的根拠がなく、むしろ悪化させるリスクがある
  • セルフケアで治る範囲は「一時的なむくみ」に限定される
  • たるみ・くぼみ・眼瞼下垂が原因なら、治療を受けた方が早いし確実
  • 治療法は原因によって異なり、埋没法・眼瞼下垂手術・ヒアルロン酸注入・脂肪注入などが選択肢

「セルフケアを半年以上続けても変わらない」という方は、おそらくセルフケアでは対処できない原因を抱えています。カウンセリングでまぶたの状態を確認させてください。治療が必要なのか、そうでないのかも含めて、正直にお伝えします。

リスク・副作用について

二重埋没法・眼瞼下垂手術・ヒアルロン酸注入・脂肪注入などの施術には、腫れ・内出血・痛み・感染・左右差・仕上がりへの不満などのリスク・副作用が生じる可能性があります。眼瞼下垂の治療には保険適用となるケースがあります。詳しくはカウンセリング時に担当医にご確認ください。

自由診療に関する必須記載事項

  • 施術名: 二重埋没法(アイリスループ法)/ 眼瞼下垂手術 / ヒアルロン酸注入 / 脂肪注入
  • 施術内容: 二重埋没法は医療用の糸でまぶたを留めて安定した二重ラインを形成する施術です。眼瞼下垂手術はまぶたを開く筋肉を調整して目の開きを改善する施術です。ヒアルロン酸注入はくぼみにボリュームを補い、三重のラインを改善する施術です。脂肪注入はご自身の脂肪を採取・注入してくぼみを補う施術です。
  • 費用(税込): 二重埋没法:アイリスループダブル ¥220,000(モニター ¥180,000)/ アイリスループトリプル ¥300,000(モニター ¥250,000)/ 眼瞼下垂手術 ¥500,000(モニター ¥420,000)/ ヒアルロン酸注入(ボルベラ/ボリフト/ボリューマ/ボラックス 1cc)¥72,000 / 脂肪注入(1部位)¥150,000(モニター ¥120,000)※脂肪注入を単体で行う場合は、別途脂肪採取・作成料(¥150,000〜)がかかります。
  • リスク・副作用: 埋没法:腫れ(1週間程度)、内出血(1~2週間で消失)、痛み、左右差、感染、糸の露出、目のゴロゴロ感、ラインの消失・乱れ。眼瞼下垂手術:腫れ(1~2週間)、内出血(2週間程度)、左右差、感染、ドライアイ、過矯正・低矯正、傷跡の赤み。ヒアルロン酸注入:腫れ、内出血、左右差、しこり、血管閉塞(稀)。脂肪注入:腫れ、内出血、左右差、脂肪の生着率にばらつき。
  • 施術時間の目安: 埋没法 約20分 / 眼瞼下垂手術 約60~90分 / ヒアルロン酸注入 約10~15分

美容整形(二重埋没法・ヒアルロン酸注入・脂肪注入など)は自由診療(保険適用外)です。

著者情報
Iris beauty clinic
院長 平井 聡一郎 Dr.Hirai Soichiro
経歴
2017年岡山大学医学部医学科卒業
(在学中にUniversity of Michiganにてclinical electiveの経験)
2017年神戸市立医療センター中央市民病院
2019年湘南美容クリニック 入職
2021年湘南美容クリニック 奈良院 院長就任
2023年湘南美容クリニック 神戸院 院長就任
2023年湘南美容クリニック 神戸三宮院 院長就任
2023年湘南美容クリニック エリア統括ドクター就任
2025年Iris beauty clinic 開院

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