二重整形7,000件超の医師が判断基準を解説二重整形は埋没法と切開法どっちがいい?二重整形の専門家が解説
いきなり結論から言います。埋没法と切開法、どちらがいいかは「まぶたの状態」で決まります。
「どっちがおすすめですか?」とカウンセリングで聞かれることがありますが、正直なところ、まぶたを診る前に答えられる医師はいません。いたとしたら、それはちょっと怖いです。
なぜかというと、まぶたの厚み、脂肪の量、皮膚のたるみ具合、眼瞼下垂(がんけんかすい)の有無——これらは一人ひとり全然違います。同じ「二重になりたい」でも、最適な術式はまるで変わるんですよね。
ただ、私の経験上お伝えできることはあります。
7,000件以上の二重整形を行ってきた中で、実際には9割以上の方が埋没法で希望通りの二重を作れています。 切開法が必要な方は、眼瞼下垂が強い・皮膚のたるみが強い・過去に複数回埋没をしているなど、明確な理由がある場合に限られます。
この記事では、埋没法と切開法の違いを比較するだけでなく、「私がどういう基準で術式を選んでいるか」「やらないと決めている術式は何か」まで、率直にお話しします。
この記事でわかること
埋没法と切開法、そもそも何が違うのか
まず基本から整理します。
二重整形には大きく分けて「埋没法」と「切開法」の2つがあります。名前の通り、切るか切らないかが最大の違いです。
埋没法の仕組み
埋没法は、医療用の細い糸をまぶたの裏側に通して、二重のラインを作る方法です。
そのため、メスを使わないので傷跡が残りにくく、ダウンタイムも短いのが特徴です。施術時間も約20分程度で終わります。
「糸で留めるだけで本当に二重になるの?」と不安に思われるかもしれませんが、適切な術式で丁寧に行えば、しっかりとした二重ラインが作れます。
さらに、もう一つ大きなメリットがあります。それは可逆性です。つまり、万が一気に入らなかった場合に元に戻せるということ。切開法にはこれがありません。
実際、施術を受けた患者さんからは「もっと早くやればよかった」という声を本当にたくさんいただきます。毎朝のメイク時間が30分短縮されたとか、アイテープから解放されて気持ちが楽になったとか。大抵の方が「やる前は怖かったけど、意外とすぐ終わったし、こんな感じならもっと早くやればよかった」とおっしゃいますね。
切開法の仕組み
切開法は、二重にしたいラインに沿ってまぶたの皮膚を切開し、組織を直接処理して二重を作る方法です。
そのため、余分な皮膚や脂肪を取り除くことができ、埋没法では対応しきれないケースにも対応できます。加えて、眼瞼下垂の改善を同時に行えるのも大きな利点です。
一方で、一度切開すると元には戻せません。しかも、ダウンタイムも埋没法より長くなります。
ここで一つ大事なことをお伝えしておきます。切開法は「二重にするだけの手術」というより、「二重になりやすくしたり、ボリュームや形を調整したりして二重を作れる手術」です。 「切開法の方が上位の手術」ではありません。まぶたの状態に合った術式を選ぶことが一番大事です。
ちなみに私の妻は元々二重なのですが、二重幅の調整のために私が片目だけ埋没法をしています。眼瞼下垂が強いとかでなければ、埋没法で十分なんですよね。
当院の埋没法——「点留め」をやらない理由
アイリスループという術式
当院では「アイリスループ」という独自の術式を採用しています。
従来の埋没法で多い「点留め」ではなく、糸を「線」として二重ラインを固定する方法です。さらに、結び目はまぶたの裏側に作る「裏留め」が基本です。
では、なぜ点留めをやらないのか。
点留めは、糸を1点ずつ独立して留める方法です。シンプルで手軽ではありますが、1点にかかる力が大きい分、取れやすいというデメリットがあります。
それに加えて、点留めの場合は結び目が表側に来る「表留め」になることが多く、目を閉じた時に糸玉のポコッとした膨らみが気になることがあります。
これに対して、線留め・裏留めであれば力が線全体に分散するので取れにくい。閉じた目も自然です。また、抜糸する場合も裏側からアプローチできるので、皮膚に傷をつけずに抜糸できます。
点留めは患者さん側に特にメリットのない施術と考えているので、持ちの良い線留めしかメニューに入れていません。
糸は何本がベストなのか
「糸は多い方が取れにくいですか?」という質問もよくいただきます。
結論から言うと、裏留めの線留めであれば、2〜3本で十分です。 4本以上糸を入れるのは過剰だと思います。
実際のところ、糸を増やせば増やすほど耐久性が上がるかというと、ある程度からは変わりません。むしろ糸が多すぎると、まぶたへの負担が増えるだけです。
当院ではアイリスループダブル(2本)とアイリスループトリプル(3本)の2種類を用意しています。
価格を抑えたい方にはダブル、よりしっかり固定したい方にはトリプルをおすすめしています。
切開法を選ぶべき人、選ばなくていい人
切開法が適している方
私が切開法をおすすめするのは、明確な理由がある場合に限られます。一番の判断基準は眼瞼下垂が強いかどうかです。
具体的には以下のようなケースです。
- 眼瞼下垂が強い方——これが切開法を選ぶ一番の理由です
- 皮膚のたるみが強くて、希望の幅で作るとボテッとして見える方
- シミュレーションしても食い込みがつかないくらい分厚いまぶたの方
- 過去に埋没法を複数回受けたが、繰り返し取れてしまう方
ただし、目尻だけ食い込みが出にくいという程度であれば、埋没法+脂肪取りで対応できることもあります。つまり、必ずしも切開が必要とは限りません。
ちなみに、カウンセリングで「眼瞼下垂がありますよ」と初めて指摘されて驚く方は結構います。実は、ある程度の下垂がある方の半分くらいは自覚がないんですよね。眉毛を無意識に上げていて、自分では気づいていないパターンが多いです。
とはいえ、埋没法ではどうにもならないレベルで眼瞼下垂が強い方は、大体ご自身で自覚があります。
逆に言えば、上記に当てはまらない方は埋没法で十分なケースがほとんどです。「切開法の方が長持ちするから」という理由だけで切開法を選ぶ必要はありません。
埋没法を希望されたら、無理に切開は勧めない
「院長としては切開法が向いていると思ったけれど、患者さんの希望で埋没法を選んだ」というケース、実際にあります。
埋没法でもなんとかなりそうであれば、全然患者さんの希望優先でやることはあります。もちろん、どうしても少し取れやすい印象はあったりしますが、仕上がりで不満になることはあまりありません。
しかし、明らかに綺麗にならないだろうなという場合は、流石にお断りします。そこは正直に「切開の方がいいですよ」とお伝えします。
部分切開をやらない理由
二重の切開法には「全切開」と「部分切開(ミニ切開)」があります。
率直に言うと、私は部分切開はやりません。
理由はシンプルです。切りたくないのであれば埋没法がいいですし、切ってもいいのであれば全切開の方が手術がやりやすく、自由度が高い。部分切開は中途半端なんですよね。
少し切開のラインが短くなったところで、結局切ったら傷はできます。実際、目立ち具合がそこまで変わるかというと、正直そうでもありません。
それに対して、全切開なら余分な脂肪や皮膚を必要な範囲でしっかり処理できますし、眼瞼下垂の修正も同時にできます。
「部分切開なら傷が小さいから安心」というイメージで選ぶ方がいますが、傷の大小よりも術式として合理的かどうかで判断すべきです。
ダウンタイム比較——仕事や学校はいつから復帰できるか
ダウンタイムは術式選びの大きなポイントになります。
埋没法の場合:
- 腫れやむくみは1週間程度
- 内出血が出た場合は1〜2週間程度で消退
- メイクは当日から可能
- コンタクトレンズは24時間後から使用可
- 仕上がりの完成までは約2ヶ月
全切開法の場合:
- 強い腫れは2〜3週間程度
- 抜糸は約1週間後
- メイクは抜糸後から可能
- 仕上がりの完成までは半年〜1年
埋没法であれば、週末に受けて月曜から仕事に行くことも不可能ではありません。腫れはありますが、メイクで多少はカバーできます。特に、サングラスや伊達メガネを使えば周囲に気づかれにくいという方も多いです。
また、「学生のうちに受けたい」という方もよくいらっしゃいます。その場合は、長期休みに合わせて施術するのがベストです。埋没法なら春休みや夏休みの初日に受ければ、休み明けにはかなり自然な状態になっていることがほとんどです。
一方、切開法のダウンタイムは少し長めにお伝えしていますが、実際には1週間くらいで結構綺麗になる方もそこそこいます。目の開きやまぶたの厚み、希望の幅次第で個人差が大きいんですよね。ただし、あまり短く伝えて「思ったより腫れた」と不安にさせたくないので、余裕を持った期間をお伝えするようにしています。
最低でも1週間程度の休みは確保しておいた方が安心でしょう。
※ダウンタイムの経過には個人差があります。詳しくはカウンセリングでご説明いたします。
費用の比較
当院の料金をお伝えします。
埋没法(アイリスループ):
| メニュー | 通常価格(税込) | モニター価格(税込) |
|---|---|---|
| アイリスループトリプル | ¥300,000 | ¥250,000 |
| アイリスループダブル | ¥220,000 | ¥180,000 |
※片目は両目の6割の価格です。
全切開二重術:
| メニュー | 通常価格(税込) | モニター価格(税込) |
|---|---|---|
| 全切開二重術 | ¥380,000 | ¥320,000 |
| └ たるみ取り併用 | +¥55,000 | +¥45,000 |
| └ ROOF切除 | +¥100,000 | +¥80,000 |
| └ 他院抜糸 | +¥50,000 | — |
| 眼瞼下垂併用 全切開 | ¥500,000 | ¥420,000 |
※片目は両目の6割の価格です。
※料金は2026年4月時点のものです。最新の料金は料金ページをご確認ください。
このように、埋没法と切開法では費用に差がありますが、費用だけで術式を選ぶのは危険です。まぶたの状態に合った術式を選んだ上で、費用面はモニター制度などを活用して調整するのが賢い選び方だと思います。なお、当院ではカウンセリングの際に必ず見積もりをお渡ししていますので、持ち帰ってじっくり検討していただけます。
関連記事:二重整形の費用相場について詳しくはこちら
「埋没法は取れる」は本当か
「埋没法は取れるから、最初から切開法にした方がいいのでは?」という声をときどき聞きます。
正直に答えます。確かに埋没法は永久ではありません。糸が緩んだり外れたりする可能性はあります。
しかし、「だから切開法の方がいい」という結論にはなりません。
なぜなら、取れやすさは術式によって大きく変わるからです。例えば、表留めの点留めは確かに取れやすい傾向がありますが、裏留めの線留めであればかなりの持続性があります。
加えて、傷跡ができないことや、食い込み具合の自然さ、修正のやりやすさなどを考えると、埋没で希望の二重が作れるタイプの方はやはりまずは埋没法を選ぶのがおすすめです。
埋没法の再施術には限度がある
ここで知っておいてほしいのが、埋没法はトータル3回までが目安だということです。
そんなに何度も取れるようであれば、そもそも埋没法が向いていない可能性が高いです。というのも、何回もやればいいというものではなく、まぶた内部へのダメージの問題もあるからです。したがって、3回取れたら切開法への切り替えを検討すべきタイミングだと考えています。
保証制度について
当院のアイリスループトリプルの場合、取れた場合の保証は5年、ラインが薄くなった場合の保証も5年です。一方、ダブルでもそれぞれ3年の保証をつけています。保証期間終了後も特別価格で再施術は可能です(両目¥60,000、片目¥40,000)。なお、幅変更にも保証がありますので、関連記事をご覧ください。
この保証制度があるからこそ、「埋没法は取れたらどうしよう」という不安を過度に持つ必要はありません。万が一のことがあっても、きちんとフォローできる体制を整えています。
「全切開なら絶対取れない」わけでもない
意外と知られていないのですが、全切開でも絶対に取れないわけではありません。
癒着が完成する6ヶ月くらいでくっきりした二重が出来ていれば、そこから取れることは基本的にほとんどないです。ただ、皮膚を取りすぎると目を閉じにくくなったり、幅を広くしすぎると治すのが難しくなったりすることはあります。
あまり攻めすぎないようにしているので、私の患者さんでそうなった方は今のところいないですし、そもそも高頻度になるようなものではありません。
全切開法の保証としては、左右差が強かったり万が一取れてしまった場合は1年以内であればやり直しが可能です。
埋没法から切開法への切り替えはできるか
結論から言うと、できます。
埋没法を受けた後に切開法へ切り替えることは問題なく可能です。むしろ、最初に埋没法で「自分にはこのくらいの幅がちょうどいい」と確認できていると、その後の切開法のデザイン設計がやりやすくなります。
「最初から切開法の方が効率的じゃないですか?」と思われるかもしれません。
確かに手術回数だけ見ればそうです。でも、二重の幅って実際に作ってみないと「これがベスト」とわかりにくい部分もあるんですよね。もちろん、最初から切開法が適していると判断した場合は、遠回りさせるようなことはしません。その場合は率直にそうお伝えします。
よくある質問
Q1. 埋没法と切開法、同時に受けることはできますか?
Q2. 他院で受けた埋没法が取れた場合、当院で切開法に切り替えられますか?
Q3. 蒙古襞(もうこひだ)が強い場合、目頭切開も必要ですか?
蒙古襞とは?見分け方と二重整形との併用は可能?
Q4. 切開法の傷跡はどのくらい目立ちますか?
Q5. まぶたの脂肪が多いと言われたのですが、脂肪取りだけで二重になりますか?
Q6. 他院で埋没法を受けたけど思っていたのと違った、という方は多いですか?
有名だからという理由で遠方のクリニックに行って、カウンセリングがあっさり終わり、1回パッとデザインを見せて「これでいいよね?」とすぐにオペになる。遠方から来ているし予定も組んでいるから断れなくて、そのまま当日やって帰ってしまう。こういうパターンで後悔している方を何十人も見てきました。
また、カウンセラーの営業が強すぎて断れなかったというケースもあります。二重は技術はもちろんですが、デザインのすり合わせが一番大切です。 そもそもカウンセリングの時点で医師が全然出てこなくて、カウンセラーとばかり話すことになるようなクリニックは、個人的にはおすすめしません。
まとめ
埋没法と切開法、どちらが良いかは「あなたのまぶたの状態」で決まります。
7,000件以上の症例を経験してきた中で、私が感じていることをまとめます。
- 9割以上の方は埋没法で十分に希望の二重を作れる(ただし複数回取れている方は切開の割合が増えます)
- 切開法が必要なのは、眼瞼下垂が強い・たるみが強い・まぶたが極端に分厚いなど明確な理由がある場合
- 切開法は「二重にするだけの手術」というより「二重になりやすくしたり形を調整したりして二重を作れる手術」
- 初めての方はまず埋没法で試してみるのが安全
- 部分切開は中途半端なので、切るなら全切開
- クリニック選びは、カウンセリングで丁寧に話を聞いてくれるかどうかで判断すべき
ネットで調べるほど迷ってしまうのは仕方のないことだと思います。それだけ情報が多すぎますから。
だからこそ大事なのは、自分のまぶたに合った術式を、信頼できる医師と一緒に決めることです。
当院ではカウンセリングでまぶたの状態をしっかり診察した上で、埋没法がいいのか切開法がいいのか、率直にお伝えしています。納得していないまま施術を受けてほしくないので、持ち帰って考えていただいても構いません。
自由診療の必須記載事項
埋没法(アイリスループ)
- 施術名:二重埋没法(アイリスループダブル / アイリスループトリプル)
- 施術内容:医療用の糸をまぶたに通し、裏留め・線留めで二重のラインを形成する施術
- 費用(税込):アイリスループダブル ¥220,000(モニター¥180,000)/ アイリスループトリプル ¥300,000(モニター¥250,000)
- リスク・副作用:内出血、腫れ、むくみ、左右差、熱感、頭痛、違和感、目のゴロつき、ラインの消失や乱れ、希望幅との相違、眉下垂による幅変化
- 施術時間:約20分
- 通院:原則不要(抜糸なし)
全切開二重術
- 施術名:全切開二重術
- 施術内容:二重のラインに沿ってまぶたを切開し、余分な皮膚・脂肪を除去して二重を形成する施術
- 費用(税込):¥380,000(モニター¥320,000)。たるみ取り併用 +¥55,000、ROOF切除 +¥100,000、他院抜糸 +¥50,000
- リスク・副作用:内出血、腫れ、むくみ、左右差、傷跡、感染、二重ラインの不整、瘢痕拘縮、知覚鈍麻、閉瞼困難
- 施術時間:約60分
- 通院:1週間後に抜糸が必要
眼瞼下垂併用全切開
- 施術名:眼瞼下垂併用全切開
- 施術内容:全切開二重術に加え、挙筋腱膜を修復してまぶたの開きを改善する施術
- 費用(税込):¥500,000(モニター¥420,000)
- リスク・副作用:全切開と同様のリスク(内出血、腫れ、むくみ、左右差、傷跡、感染、二重ラインの不整、瘢痕拘縮、知覚鈍麻、閉瞼困難)に加え、過矯正・低矯正の可能性
- 施術時間:約90分
- 通院:1週間後に抜糸が必要
