アイリスビューティークリニック
美容外科・皮膚科

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更新日:2026.05.30

目の下のたるみを改善するには?原因と神戸三宮の美容外科医が教えるセルフケアと治療法の選び方

私自身、30代に入ってから目の下の変化が気になり始めました。鏡を見て「あれ、なんか疲れた顔してるな」と思う瞬間がある。写真を撮ると影が目立つ。

これ、患者さんからもまったく同じ話を聞きます。

眼輪筋トレーニングやアイクリームを試してから来られる方も多いですが、率直に言うと、眼窩脂肪が前に出てきてしまったたるみは、トレーニングやクリームでは元に戻りません。

ただ、すべてのたるみに治療が必要なわけではないんです。たるみの原因と進行度によって、セルフケアで十分な段階と、治療を受けた方がいい段階がはっきり分かれます。

この記事では、1,500件以上のクマ・たるみ治療の経験をもとに、その見極め方と、それぞれの段階で何をすべきかをお伝えします。

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目の下のたるみとは? ── 黒クマ・影クマとの関係

目の下がたるむと、顔全体の印象が変わる

目元は顔の印象を決める最も重要なパーツです。目の下がふくらんでいたり、皮膚が垂れ下がっていると、実年齢より老けて見えたり、いつも疲れているように見えます。

「周りから体調が悪いのかと心配される」「写真に写った自分を見て驚いた」——こういう声はかなり多いです。

コンシーラーで隠そうとする方もいますが、たるみは皮膚の凹凸なので、メイクでは正直カバーしきれません。むしろ厚塗りすると余計に目立つこともあります。

たるみクマ(黒クマ・影クマ)との違い

「クマ」と「たるみ」を混同している方は多いのですが、ここは整理しておきます。

目の下のたるみは、眼窩脂肪(がんかしぼう)の突出や皮膚の垂れ下がりによって、目の下の形そのものが変わった状態です。触ると膨らみがあり、下を向くとたるみが増して見えます。

**黒クマ(影クマ)**は、このたるみによってできた凹凸が光を遮って、影として黒く見えている状態です。上を向いたり、明るい場所で薄くなるようなら影クマの可能性が高いです。

簡単に言うと、たるみが原因 → 影ができる → 黒クマに見える、という流れです。だから、たるみを改善すれば影クマも一緒に改善するケースが多いんです。

ちなみに、青クマ(血行不良が原因)や茶クマ(色素沈着が原因)は、たるみとは原因が全然違います。自分のクマがどのタイプなのかを見極めることが、適切な対処の第一歩になります。

目の下がたるむ3つの原因

1. 皮膚の弾力低下 ── コラーゲン・エラスチンの減少

肌のハリを支えているのは、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンです。これらは年齢とともに減少しますが、紫外線(特にUVA)が当たることでさらに劣化が加速します。

目の下の皮膚は顔の中で最も薄い部位のひとつで、皮脂腺も少なく乾燥しやすい。つまり、他の部位と比べて弾力を失いやすい場所なんです。

カウンセリングで診ていると、紫外線対策をほとんどしてこなかった方と、若い頃から日焼け止めを習慣にしていた方では、同じ年齢でも目元の皮膚の状態がまるで違います。目の下の弾力低下は「歳だから仕方ない」と思われがちですが、実は日々の紫外線の蓄積が大きく影響しています。

2. 眼輪筋の衰え

目の周りをぐるっと囲んでいる「眼輪筋(がんりんきん)」という筋肉は、まばたきに使われるだけでなく、眼窩脂肪を下から支える役割も持っています。この筋肉が衰えると、脂肪を支えきれなくなって前に押し出されてきます。

長時間のスマートフォン・パソコン使用でまばたきが減ると、眼輪筋の衰えが早まります。カウンセリングでお話を聞いていると、在宅ワークが増えてから目の下が気になり始めた、という方が増えている印象があります。

3. 眼窩脂肪の突出 ── これがたるみの本丸

眼球は「眼窩脂肪」というクッションに守られています。若いうちは靭帯や眼輪筋がしっかり支えているので脂肪は前に出てきませんが、加齢で支えが弱まると、眼球に押されて脂肪が前方に飛び出します。

これが目の下のふくらみ、いわゆる「たるみ」の正体です。

眼窩脂肪の量には個人差があるので、20代でもふくらみが目立つ方はいます。また、加齢で頬がやせてくると、ふくらみとの段差がさらに大きくなり、たるみ・影クマが深刻に見えるようになります。

この眼窩脂肪の突出によるたるみは、セルフケアでは元に戻せません。 ここが非常に重要なポイントです。

セルフケアで改善できるケース・できないケース

セルフケアで対応できる段階

たるみがまだ軽度で目の下のふくらみが目立たない方、睡眠不足やむくみが主な原因で一時的にたるんで見えている方、皮膚のハリ低下が始まったばかりの方。こういった段階であれば、セルフケアで進行を遅らせたり、ある程度の改善が期待できます。

ただし、ここで大事なのは「改善」ではなく**「予防」や「進行を遅らせる」**という認識を持つことです。セルフケアでたるみが消えるということはありません。

セルフケアでは難しい段階

一方で、目の下にぷっくりした膨らみがある方、影クマ・黒クマが常に出ている方、セルフケアを続けても一向に変化を感じられない方。こういった状態になっているなら、セルフケアでの改善は現実的ではありません。

率直に言うと、この段階でYouTubeの眼輪筋トレーニング動画を見て毎日頑張っている方を見ると、申し訳ない気持ちになります。努力の方向が合っていないからです。治療が必要なケースでは、ちゃんと治療を受けた方が早いし確実です。

やってはいけないNGケア

目の下のたるみを気にするあまり、逆効果になるケアをしている方がいます。

特に多いのが「強いマッサージ」です。 むくみを取ろうとしてまぶたを強く揉んだり、血行を良くしようと目元を圧迫する方がいますが、目の下の皮膚は非常に薄くデリケートです。強い刺激を加えると、コラーゲンが壊れたり靭帯が緩んだりして、かえってたるみが悪化する可能性があります。

クレンジングでゴシゴシこするのも同じです。目元のスキンケアは「触れるか触れないか」程度の力加減が基本です。

自宅でできるたるみの予防法

セルフケアは「治療」ではなく「予防」として取り組むものです。現時点でたるみが軽度な方、将来のたるみを防ぎたい方に向けた内容です。

眼輪筋トレーニング ── 過度な期待はしないこと

眼輪筋を動かすこと自体は悪くありません。衰えの予防にはなります。

  • 目をしっかり閉じて数秒キープ → ゆっくり開く
  • 意識的にゆっくりまばたきをする習慣をつける

ただし、過度な期待は禁物です。「眼輪筋トレーニングでたるみが治る」というような情報を見かけることがありますが、すでに眼窩脂肪が突出している場合、トレーニングで脂肪を押し戻すことはできません。あくまで予防的な効果です。

また、指を使うトレーニングの場合は、必ず滑りをよくするクリームをつけて、皮膚をこすらないように注意してください。

紫外線対策 ── 地味だけど一番確実な予防法

UVAは曇りの日でもガラスを通過して真皮層まで到達し、コラーゲンを変性させます。日焼け止めを毎日塗ることが、皮膚の弾力低下を遅らせる最も確実な方法です。

生活習慣の見直し

  • 睡眠:睡眠不足はコラーゲン産生を低下させます。目元のむくみにも直結します
  • 栄養:タンパク質やビタミンCはコラーゲン合成を助けます
  • 禁煙:喫煙はコラーゲンを破壊する活性酸素を増やします

クリニックで行う目の下のたるみの治療法

セルフケアで改善しにくい段階のたるみには、美容医療が有効です。現在は外科的な手術から機器治療・注入系まで、選択肢は広がっています。

【外科系】経結膜脱脂法・裏ハムラ法・切開ハムラ法

経結膜脱脂法(切らないクマ取り)

まぶたの裏側(結膜側)から眼窩脂肪を除去する手術です。皮膚を切開しないので傷跡が外から見えず、抜糸も不要です。

眼窩脂肪の突出によるふくらみが主な原因の方に向いています。施術時間は約30分、腫れ・内出血のピークは術後2〜3日で、1〜2週間程度で落ち着いてきます。

費用(税込): ¥180,000(通常価格)/¥150,000(モニター価格)

裏ハムラ法

まぶたの裏側から眼窩脂肪を取り除かずに、くぼみの方へ移動させる手術です。ふくらみとくぼみの両方を同時に改善できるのが特徴で、傷跡も外から見えません。抜糸も不要です。

私が最も得意としている施術でもあり、脱脂だけでは対応しきれない「ふくらみ+くぼみ」の両方がある方に特におすすめしています。施術時間は約60分で、ダウンタイムは脱脂より少し長めです。

費用(税込): ¥450,000(通常価格)/¥360,000(モニター価格)

切開ハムラ法

皮膚側から切開して行うハムラ法です。皮膚のたるみ(余り)が大きい方に適しています。抜糸が必要で、施術時間は約90分です。

費用(税込): ¥550,000(通常価格)/¥440,000(モニター価格)

外科系の施術は、たるみの根本原因にアプローチできるため効果が長期間持続します。ただし、ダウンタイムがあること、術式の選択には診察が必要なことは前提として理解しておいてください。

【非外科系】HIFU(ハイフ)

HIFU(高密度焦点式超音波)は、超音波の熱エネルギーを皮膚の深層に照射し、コラーゲン生成を促してたるみを引き締める治療です。ダウンタイムがほぼなく、施術直後からメイクも可能です。

軽度〜中程度のたるみで、手術は避けたい方に選ばれやすい選択肢です。ただし、効果は外科手術ほど劇的ではなく、複数回の施術で維持していくケースが一般的です。

費用(税込): HIFU 400ショット(頬+顎下)¥55,000/HIFU 600ショット(全顔)¥70,000

【注入系】ヒアルロン酸注入・脂肪注入

ヒアルロン酸注入

目の下のくぼみ(ゴルゴライン・ティアトラフ)にヒアルロン酸を注入して段差を補い、たるみ・影クマを目立たなくする方法です。ダウンタイムがほぼなく即効性があるのが特徴です。

効果の持続は半年〜1年程度が目安で、定期的なメンテナンスが必要になります。

費用(税込): ボルベラ/ボリフト/ボリューマ/ボラックス 1cc ¥72,000(2本目以降10%割引)

脂肪注入(ナノファット)

ご自身の体から採取した脂肪を目の下のくぼみに注入します。生着すれば長期的な効果が期待できます。経結膜脱脂と組み合わせて、ふくらみの解消とくぼみの補充を同時に行うことも多いです。

費用(税込): – 経結膜脱脂+脂肪注入(目の下〜ゴルゴ):¥450,000(通常)/¥360,000(モニター) – 経結膜脱脂+脂肪注入+ナノファット(目の下):¥600,000(通常)/¥480,000(モニター) – ナノファット単体(目の下):¥100,000(通常)/¥70,000(モニター)

※脂肪注入を単体で行う場合は、別途「脂肪採取・作成料(¥150,000〜)」がかかります。脱脂+脂肪注入等のセット価格には作成料が含まれています。

たるみの程度別 ── どの治療を選ぶべきか

たるみの程度主な症状おすすめのアプローチ
軽度皮膚のハリ低下が主体、むくみによるたるみ感セルフケア(予防)・HIFU
中程度眼窩脂肪のふくらみが出始め、影クマが目立つ経結膜脱脂法・ヒアルロン酸注入
重度ふくらみとくぼみの両方がある、皮膚のたるみが顕著裏ハムラ法・切開ハムラ法・脂肪注入との組み合わせ

※上記は参考の目安です。適切な施術は診察した上で判断します。

医師コメント

「目の下のたるみのご相談で多いのは、セルフケアを長期間続けたのに変わらなかったという方です。そういう方のたるみは、ほぼ間違いなく眼窩脂肪の突出が主因になっています。

たるみの段階を見極めることが大事で、まだ皮膚のハリ低下が主体の段階であれば、日々の紫外線対策と保湿で進行を遅らせることはできます。でも、目の下にしっかりふくらみが出ている段階になると、そこから先はセルフケアでは難しい。

私がカウンセリングで心がけているのは、その方のたるみの原因がどこにあるのかをきちんと見極めた上で、今すべきことを正直にお伝えすることです。まだ治療が必要ない方にはそうお伝えしますし、治療が必要な段階の方には、どの方法がその方に合っているかをご提案しています。」

よくある質問(FAQ)

Q. 眼窩脂肪の突出は、加齢以外でも起きますか?

A. はい。眼窩脂肪の量や眼球を支える靭帯の強さには生まれつきの個人差があります。そのため、20〜30代の若い方でも眼窩脂肪が前に出てきて目の下のふくらみが目立つケースはあります。遺伝的な要素が大きいため、ご家族に同じ悩みを持つ方がいる場合は、早めに医師へ相談されるのも一つの選択肢です。

Q. 経結膜脱脂と裏ハムラ法は、どちらを選ぶべきですか?

A. 大まかな目安として、「ふくらみだけが問題」なら経結膜脱脂、「ふくらみに加えて目の下のくぼみ(ゴルゴラインなど)もある」なら裏ハムラ法が適していることが多いです。脱脂は脂肪を除去する手術、裏ハムラは脂肪をくぼみに移動させる手術なので、くぼみがある場合は裏ハムラの方がバランスよく仕上がりやすいです。ただし、最終的な判断は目元の状態を診察した上で行いますので、カウンセリングで直接ご確認ください。

Q. 目の下のたるみ治療にダウンタイムはどれくらいありますか?

A. 施術によって異なります。経結膜脱脂は腫れ・内出血のピークが術後2〜3日目で、1〜2週間程度で落ち着きます。裏ハムラ法も同程度ですが、脱脂よりやや長引く傾向があります。切開ハムラ法は6〜8日後に抜糸が必要です。HIFUやヒアルロン酸注入はダウンタイムがほぼありません。お仕事の都合なども考慮して、カウンセリングで最適なタイミングをご相談いただけます。

Q. 目の下のたるみ治療と他の目元施術を同時に受けることはできますか?

A. はい、可能です。例えば経結膜脱脂と脂肪注入を同時に行い、ふくらみの解消とくぼみの補充を一度にすることは当院でも多い組み合わせです。また、二重整形や目頭切開との同時施術も対応しています。別々にダウンタイムを取るより、まとめて施術する方が効率的だと考える方が多いですね。

Q. アイクリームで本当にたるみは改善しますか?

A. レチノールやペプチドなどが配合されたアイクリームは、皮膚のハリを保つ補助としては意味があります。ただし、「塗るだけでたるみが消える」ということはありません。あくまで皮膚の弾力を維持する予防的なケアとして位置づけてください。眼窩脂肪の突出によるたるみに対しては、どんな高級クリームでも根本的な改善は期待できません。

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まとめ ── 目の下のたるみ改善のために知っておいてほしいこと

  • 目の下のたるみの主な原因は「皮膚の弾力低下」「眼輪筋の衰え」「眼窩脂肪の突出」の3つ
  • 黒クマ(影クマ)はたるみの凹凸が原因で生じることが多い
  • セルフケアは予防には有効だが、眼窩脂肪が突出した段階では治療が必要
  • 強いマッサージや摩擦は、むしろたるみを悪化させるリスクがある
  • 治療法はたるみの程度に応じて、HIFU・経結膜脱脂・裏ハムラ法・ヒアルロン酸注入など複数の選択肢がある

目の下のたるみは放っておくと進行します。「まだ早いかも」と思っている段階が、実は一番対策を始めやすいタイミングです。まずは今の自分のたるみがどの段階にあるのか、セルフケアで対応できるのか治療が必要なのか、その見極めを正確にすることが大事です。この記事がその判断材料のひとつになれば幸いです。

自由診療に関する必須記載事項

経結膜脱脂法

  • 施術名: 経結膜脱脂法(目の下の切らないクマ取り)
  • 施術内容: 下まぶたの裏側(結膜側)から眼窩脂肪を除去する施術
  • 費用(税込): ¥180,000(通常価格)/¥150,000(モニター価格)
  • リスク・副作用: 腫れ、内出血、結膜浮腫、左右差、血腫、感染、外反、複視、涙袋の変化
  • 施術時間: 約30分

裏ハムラ法

  • 施術名: 裏ハムラ法
  • 施術内容: 下まぶたの裏側から眼窩脂肪を移動・再配置する施術
  • 費用(税込): ¥450,000(通常価格)/¥360,000(モニター価格)
  • リスク・副作用: 腫れ、内出血、結膜浮腫、左右差、血腫、感染、外反、複視、涙袋の変化
  • 施術時間: 約60分

切開ハムラ法(表ハムラ法)

  • 施術名: 切開ハムラ法(表ハムラ法)
  • 施術内容: 下まぶたの表側を切開し、眼窩脂肪の再配置と余分な皮膚の切除を行う施術
  • 費用(税込): ¥550,000(通常価格)/¥440,000(モニター価格)
  • リスク・副作用: 腫れ、内出血、左右差、血腫、感染、外反、傷が残る、涙袋が減る、しこり
  • 施術時間: 約90分

経結膜脱脂+脂肪注入

  • 施術名: 経結膜脱脂+脂肪注入(目の下〜ゴルゴ)
  • 施術内容: 経結膜脱脂による眼窩脂肪除去後、自身の脂肪を目の下〜ゴルゴラインに注入する施術
  • 費用(税込): ¥450,000(通常価格)/¥360,000(モニター価格)。脂肪注入を単体で行う場合は別途脂肪採取・作成料(¥150,000〜)が必要
  • リスク・副作用: 腫れ、内出血、結膜浮腫、左右差、血腫、感染、外反、複視、涙袋の変化、脂肪の生着率に個人差あり、しこり
  • 施術時間: 約60〜90分

本記事で紹介しているすべての施術は自由診療(保険適用外)です。

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