アイリスビューティークリニック
美容外科・皮膚科

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更新日:2026.06.15

ヒアルロン酸のダウンタイム〜症状・期間・過ごし方を医師が徹底解説

ヒアルロン酸


ヒアルロン酸注射のダウンタイムはほとんどありません。腫れが目立つことは稀で、内出血が出たとしても点状のものが1〜2週間で消えていく程度です。部位別の経過から、内出血と痛みを減らす工夫、万一の血管閉塞への備えまで、日々注入を行っている院長が実感をもとにお伝えします。

結論:ヒアルロン酸注射のダウンタイムはいつまで?

ヒアルロン酸注射のダウンタイムの期間の目安
ほうれい線や顎、涙袋。ヒアルロン酸は部位ごとに「腫れやすい」「ダウンタイムが長い」と書かれた記事が多く、読むほど身構えてしまった方もいるのではないでしょうか。
結論からお伝えします。ヒアルロン酸注射のダウンタイムは、ほとんどありません。
日々注入をしている実感として、腫れが目立つことはほとんどありません。内出血も、出ること自体が稀です。出たとしても点状のものがほとんどで、コンシーラーで隠せる程度。1〜2週間で自然に消えていきます。
メスを使わない、手術に比べて負担の少ない施術ではありますが、知っておいていただきたいリスクもあります。まず、起こりうる症状と期間の目安を一覧にしておきます。

症状 続く期間の目安 補足
痛み 2〜3日 麻酔が切れた後の、じんじんとした鈍い痛みです
赤み・腫れ 出ても2〜3日、長くて1週間程度 そもそも目立つ腫れが出ることはほとんどありません
内出血 出た場合で1〜2週間 出ること自体が稀です。点状で、コンシーラーでカバーできる程度
むくみ 数日 ヒアルロン酸の保水力による一時的なものです
注入部位の硬さ 馴染むまで2週間程度 正常な経過です。数ヶ月後に出るしこりは別物なので、本文で説明します

それぞれの症状が実際どの程度のものか、部位による違い、そして「ほとんどない」とだけ言って終わりにできないリスクの話まで、順番にお話しします。
関連ページ:当院のヒアルロン酸注射の詳細はこちら

Iris Beauty Clinic 院長 平井 聡一郎

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ダウンタイム中に起こりうる症状と当院での実際

ヒアルロン酸注射のダウンタイム中に起こりうる症状
早見表の内容を、もう少し具体的に説明します。教科書的な一般論だけでなく、当院で実際に注入していてどうかという実感も添えてお伝えします。

痛み

施術後数時間で麻酔が切れてくると、じんじんとした鈍い痛みを感じることがあります。通常は2〜3日で落ち着いていきます。
逆に言うと、我慢できないほどの強い痛みは正常な経過ではありません。その場合は様子を見ずにご連絡ください。理由は後ほど血管閉塞のセクションでお話しします。

赤み・腫れ

針を刺した部位に赤みが出ることがありますが、出ても2〜3日、長くても1週間程度で落ち着きます。
当院での実際を言うと、腫れがはっきり目立つことはほとんどありません。手術の後のような大きな腫れをイメージしているなら、それとは全くの別物です。

内出血

注入の際に針が毛細血管に当たると、内出血が起こることがあります。
ただ、出ること自体が稀です。出たとしても点状のものがほとんどで、コンシーラーで隠せる程度。1〜2週間で自然に消えていきます。
内出血は施術する側の工夫でかなり減らせるものだと考えています。私がやっていることは、後ほどまとめてお話しします。

むくみ

ヒアルロン酸は保水力の高い成分なので、注入部位が一時的に水分を含んで、ふっくらして見えることがあります。数日で落ち着くことがほとんどです。

しこり・硬さ——「直後の硬さ」と「後から出るしこり」は別物です

注入直後は、注入部位が硬く感じられることがあります。これはヒアルロン酸が馴染む前の正常な経過で、通常2週間程度かけて徐々に柔らかく、自然になっていきます。最終的な仕上がりの確認は、2週間〜1ヶ月を目安にしてください。
一方で、注意していただきたいのは、数日〜数ヶ月たってから出てくるしこりや腫れ、硬結(こうけつ:硬いしこり)です。これは遅発性炎症反応と呼ばれるもので、ヒアルロン酸自体や添加物に対するアレルギー、体が異物への反応としてしこりを作ってしまう肉芽腫形成(にくげしゅけいせい)などが原因として考えられます。
時間がたってから強い痛みや腫れを伴うしこりが出てきた場合は、様子を見ずにご相談ください。状態によっては、ヒアルロン酸を分解する溶解注射で対処することもあります。

部位別のダウンタイム——当院で実際に注入している部位の話

部位別のヒアルロン酸注射のダウンタイム
「唇は非常に腫れやすい」「おでこはダウンタイムが1〜2週間と長め」のように、部位ごとにダウンタイムの長さを細かく分けて解説している記事をよく見かけます。
ただ、日々注入している私の実感は少し違います。どの部位でも、腫れがはっきり目立つことはほとんどありません。
部位ごとの日数の違いに身構えるより、「どの部位に、何を、どう注入するのか」を知っておく方がよほど役に立つと思うので、当院で実際に注入している部位についてお話しします。

顎・フェイスライン・鼻翼基部——形を作る部位

顎は、Eライン(横顔で鼻先と顎先を結んだライン)を整える目的で注入することが多い部位です。フェイスラインのリフトアップや、鼻翼基部(びよくきぶ:小鼻の付け根のくぼみ)も含めて、形をしっかり作りたい部位には、硬めの製剤「ボラックス」を使っています。
これらの部位は、私は針で注入しています。
ダウンタイムの面では、顎はマスクで隠しやすい部位でもあるので、人と会う予定が近い方でも比較的受けやすい部位だと思います。なお、鼻翼基部は後ほどお話しする血管閉塞のリスクが比較的高い部位なので、特に慎重に注入しています。
関連記事:顎ヒアルロン酸注入について詳しくはこちら

頬・ほうれい線——ボリュームを補う部位

頬のこけやほうれい線には、「ボリューマ」を使うことが多いです。ほうれい線には少し柔らかい「ボリフト」という選択肢もありますが、率直に言うと最近はあまり使っておらず、ボリューマを選ぶことがほとんどです。
このあたりの部位は、マイクロカニューレ(先端の丸い針)で注入することが多いです。
注入直後に硬さを感じることがありますが、馴染むにつれて自然になっていきます。
関連記事:ほうれい線のヒアルロン酸注射について詳しくはこちら

額・こめかみ——慎重さが求められる部位

額やこめかみのくぼみには、柔らかい「ボルベラ」を使い、マイクロカニューレで注入することが多いです。
実はこの2部位は、鼻翼基部と並んで血管閉塞のリスクが比較的高い部位です。だからこそ、解剖を理解した上で安全な位置と深さに、少量ずつ慎重に注入することが大切だと考えています。詳しくは後ほどお話しします。

唇・涙袋——「直後は少し多いかな」くらいがちょうど良い

唇や涙袋にも、柔らかいボルベラを使います。
涙袋について、私が意識しているコツを一つお話しします。涙袋は、注入直後はむくみも重なって少しボリューミーに見えやすい部位です。なので私は、直後の見た目が「少し多いかな」と感じるくらいに注入しておくのが良いと考えています。馴染んだ頃に、ちょうど自然なふくらみに落ち着いてくれるからです。
直後の鏡を見て「入れすぎでは?」と不安になる方もいらっしゃいますが、数日〜2週間かけて落ち着いていく前提の仕上がりにしてあるので、慌てなくて大丈夫です。

内出血と痛みを減らすために私がやっていること

ここからは、施術する側の話です。ヒアルロン酸は「どこで受けても同じ」と思われがちな施術ですが、誰がどう打つかで、ダウンタイムも仕上がりも変わると私は考えています。

マイクロカニューレと針の使い分け

当院では、額・こめかみ・頬・ほうれい線のあたりはマイクロカニューレで注入することが多いです。マイクロカニューレは先端が丸いため血管を傷つけにくく、内出血のリスクと注入時の痛みを抑えられます。
一方、顎やフェイスラインのリフトアップ、鼻翼基部は針で注入しています。部位と注入の目的によって、道具から使い分けるようにしています。

クーリングと麻酔の工夫

施術前には、注入部位をしっかり冷却(クーリング)してから行います。針を刺す瞬間の痛みがかなり和らぎます。
また、当院で使用する製剤にはすべて局所麻酔薬(リドカイン)が含まれているので、注入が進むにつれて麻酔が効き、痛みは徐々に楽になっていきます。
それでも痛みや不安が強い方には、笑気麻酔(吸って痛みや不安を和らげる麻酔・¥3,300)をご用意しています。実際に使う方は、たまにいらっしゃるという程度です。
一方で、ブロック麻酔(神経の根元に麻酔を効かせて、広い範囲の痛みを完全に消す麻酔)は、当院ではあえて使っていません。「痛みを完全に消せるなら、その方が良いのでは?」と思われるかもしれませんが、これには安全に関わる明確な理由があります。次のセクションでお話しします。

最小限の本数で最大限の効果を出す

私は「最小限の本数で最大限の効果を出す」ことをコンセプトにしています。解剖学に基づいたポイントに的確に注入すれば、少ない量でも十分な変化を出せると考えています。
刺す回数と注入量が少なければ、その分だけ内出血や腫れのリスクは下がりますし、費用の面でも患者さんの負担が小さくなります。

クリニック選びで見てほしいポイント

ダウンタイムを軽くするために患者さん側ができる一番大きな選択は、実はクリニック選びだと思います。
見極めのポイントを一つ挙げるなら、カウンセリングでリスクやダウンタイムの説明をきちんとしてくれるかどうかです。良いことだけを並べるクリニックより、起こりうることや「当院ではやらないこと」まで話すクリニックの方が信頼できます。これは美容医療全般に言えることだと思います。

万一の話——血管閉塞と、それに備えて当院がしていること

ここまで「ダウンタイムはほとんどない」とお伝えしてきました。それは事実ですが、リスクがゼロという意味ではありません。
ヒアルロン酸注射で一番怖い合併症が、血管閉塞(けっかんへいそく)です。製剤が血管の中に入って血流を塞いでしまうもので、最悪の場合、皮膚壊死(皮膚の組織が死んでしまうこと)や失明につながる可能性があります。極めて稀ですが、リスクとして存在します。
怖がらせたいわけではありません。ただ、ここを伏せたまま「腫れません、すぐ消えます」とだけ伝えるのは誠実ではないと思うので、あえて書いています。

予防のために私がやっていること

血管閉塞を防ぐために、私が徹底しているのは次の3つです。
1つ目は、解剖をしっかり理解した上で、安全と考えられる位置と深さに注入することです。危険な血管がどの層のどのあたりを走っているかは解剖学的にわかっているので、そこを避けた注入計画を立てます。
2つ目は、逆血確認(ぎゃっけつかくにん)を入念に行うことです。簡単に言うと、注入する前に針先に血液が戻ってこないかを確認して、針が血管の中に入っていないことを確かめる手順です。
3つ目は、少量ずつ慎重に注入することです。一気に大量を入れないことが、万一の際の被害を最小限に抑えることにつながります。
この姿勢でやってきた結果として、前職の時代も含めて、現時点まで血管塞栓を一度も起こしたことはありません。もちろん、これは「今後も起こさない」という保証にはなりません。むしろ、起こりうるものとして毎回備えているからこそ守れている数字だと思っています。

ブロック麻酔をあえて使わない理由

先ほど「当院ではブロック麻酔を使わない」と書きました。理由はここにあります。
ブロック麻酔で痛みを完全に感じなくしてしまうと、万一血管塞栓が起きたときに、患者さん自身が異常に気づけなくなるからです。
注入中の強い痛みは、体が発する重要な警告サインです。それを麻酔で消してしまうのは、火災報知器を切った状態で火を使うようなものだと私は考えています。
クーリングやカニューレ、笑気麻酔で痛みを和らげる工夫はしっかりやります。でも、異常を知らせるサインだけは消さずに残しておく——これが私の考える安全な注入です。

リスクが高すぎる部位には、そもそも注入しません

もう一つ、正直にお伝えしておきます。当院では、眉間や鼻先へのヒアルロン酸注入は行っていません。血管閉塞のリスクが明らかに高すぎると私が判断している部位だからです。
ご希望をいただいてもお断りすることになりますが、リスクが効果に見合わないと判断した施術はやらない——それも誠実さの一つだと考えています。
また、施術している部位の中でも、鼻翼基部・こめかみ・額は塞栓リスクが比較的高い部位です。この3部位は特に慎重に注入しています。

万一に備えて——ヒアルロン酸には「溶かす」手段があります

ヒアルロン酸には、ヒアルロニダーゼ(ハイラックス)という分解酵素を使った溶解注射があります。血流障害などのトラブルへの対処はもちろん、しこりや入れすぎ、仕上がりへの不満に対するリセットにも使える治療で、当院でもメニューとしてご用意しています。
「入れたら終わり」ではなく、後から調整する手段が存在すること。これはヒアルロン酸という治療の大事な安全材料だと思います。
関連ページ:ヒアルロン酸溶解注射の詳細はこちら

こんな症状が出たら、すぐに連絡してください

最後に、受診の目安です。我慢できないほど強い痛みがある場合や、赤みが強い場合、痛みや赤みが数日たっても引かず、むしろ強くなっていく場合は、様子を見ずにすぐクリニックに連絡してください。血管に入っている可能性も含めて、早めの対応が重要です。
「これくらいで連絡したら迷惑かな」と遠慮する必要はありません。迷ったら連絡する、くらいでちょうど良いです。
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Iris Beauty Clinic 院長カウンセリングの様子

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「どの部位に、何を、どのくらい入れるのが自分に合うのか」を、診察したうえで判断材料としてお伝えします。リスクの高い部位はお断りすることもありますが、やる・やらないを同じ熱量で率直にお話しします。

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施術後の過ごし方

ヒアルロン酸注射後の過ごし方
施術後の過ごし方について、よく聞かれることをまとめます。難しいことはありません。ポイントは「血行を急に良くしないこと」と「注入部位を触らないこと」の2つです。

飲酒は24時間控える

施術後24時間は、アルコールを控えてください。飲酒で血行が良くなると、腫れや内出血が悪化する可能性があります。むくみやすい体質の自覚がある方は、1週間程度控えておくとより安心です。
なお、食事そのものに制限はありません。極端に辛いものなど、血行を強く促進する食事だけ控えめにしておくと無難です。

激しい運動・サウナ・長風呂は2〜3日控える

大量に汗をかく激しい運動やサウナ、長時間の入浴も血行を良くするので、施術後2〜3日は控えてください。当日はシャワーのみにして、湯船に浸かるのは翌日以降にしましょう。

冷やすなら「適度に」

腫れが気になる場合は、患部を冷やすと楽になります。ただし冷やしすぎは逆効果になることもあるので、保冷剤をタオルで包んで、1回10〜15分程度を目安にしてください。

マッサージ・エステは1〜2週間控える

ヒアルロン酸は、注入してから定着するまでに時間がかかります。施術後1〜2週間は、注入部位を圧迫したり揉んだりするマッサージやエステは控えてください。
圧力でヒアルロン酸が動いて形が崩れる可能性があるだけでなく、吸収が早まって持ちが悪くなる可能性もあります。

メイクは当日から可能、ただし注入部位は避ける

メイクは施術当日から可能です。ただし、注入部位へのメイクは当日は避けてください。特にリキッドファンデーションやクッションファンデーションのように、肌を押さえつけながら塗るものは刺激になります。
クレンジングの際に強くこすらないことも大切です。また、日焼けは腫れや赤みの原因になるので、施術後数日は日焼け止めや日傘で紫外線対策をしておいてください。

イベント前はいつ受けるべきか

結婚式や旅行、大事な撮影など、イベントに合わせてヒアルロン酸を受けたい方は多いと思います。
私の考えをお伝えすると、余裕を持つなら1ヶ月前が安心です。ただ、2週間前でも問題はないと考えています。
ヒアルロン酸が馴染むまでが2週間程度、内出血が出てしまった場合に消えるまでが1〜2週間。つまり2週間あれば、ダウンタイムの症状はほぼ消えて、仕上がりも落ち着いた状態でイベントを迎えられる計算になります。
避けてほしいのは、直前の駆け込みだけです。万一内出血が出た場合に、当日までに消えない可能性があります。スケジュールに迷ったら、イベントの日程を伝えていただければ逆算してご提案します。

よくある質問

Q1:ヒアルロン酸注射の後、仕事は翌日から行けますか?

原則として、翌日から問題ありません。腫れが目立つことはほとんどないため、施術のために仕事を休む必要は基本的にありません。
ただ、正直な情報としてお伝えすると、「翌日、ヒアルロン酸を入れた部位が少し痛む」という声をいただいたことはあります。生活に支障が出るような話ではありませんが、そういうこともあると知っておくと、当日慌てずに済むと思います。

Q2:周りにバレずに受けられますか?

ダウンタイムという意味では、気づかれにくい施術です。腫れが目立つことはほとんどなく、内出血が出ても点状でメイクで隠せる程度だからです。
ただし、ヒアルロン酸は見た目を変えるための施術です。涙袋をしっかり作る、顎の形を変えるなど、大きく変化を出した場合は、変化そのものに気づかれる可能性は当然あります。「さりげなく変えたい」のか「しっかり変化を出したい」のかに合わせて、注入量は調整できます。

Q3:ボトックスなど、他の施術と同日に受けられますか?

ボトックスとの同日施術は可能です。筋肉の動きを抑えるボトックスと、ボリュームを補うヒアルロン酸は目的が異なる治療なので、お悩みによっては併用した方が良い場合もあれば、どちらか一方で十分なこともあります。
一方、レーザー治療やピーリング、マッサージなど、注入部位に刺激や圧が加わる施術は、施術後2週間〜1ヶ月ほど空けることをおすすめします。受けたい施術が決まっている場合は、事前にお伝えください。
関連記事:ボトックスのダウンタイムについて詳しくはこちら

Q4:効果はどのくらい持続しますか?繰り返すと長持ちしますか?

製剤によりますが、12〜18ヶ月程度が目安です。柔らかいボルベラ・ボリフトで約12ヶ月前後、硬めのボリューマ・ボラックスで約1年半程度の持続が期待できます。
「繰り返し打つと効果が長持ちするようになる」と言われることがありますが、これは正確ではないと私は考えています。繰り返し注入すると、前回の残存分に蓄積していくだけで、1回1回の製剤の持ち自体が良くなるわけではありません。
関連記事:ヒアルロン酸を打ち続けるとどうなる?詳しくはこちら

Q5:仕上がりがイメージと違った場合、元に戻せますか?

ヒアルロン酸はヒアルロニダーゼという分解酵素(溶解注射)で溶かすことができるため、多くの場合はリセットが可能です。入れすぎ・左右差・しこりなどへの対処にも使われますし、当院では他院で注入されたヒアルロン酸の溶解にも対応しています。
ただ、本来は最初から「溶かす必要のない注入」をするのが一番です。当院では仕上がりのご希望を丁寧に伺った上で、少量ずつ調整しながら注入しています。

まとめ〜ダウンタイムは短い。ただしリスクはゼロではない

ヒアルロン酸注射のダウンタイムは、ほとんどありません。腫れが目立つことは稀で、内出血が出ても点状のものが1〜2週間で消える程度。仕事も原則翌日から問題ありません。ダウンタイムの面では、ハードルの低い施術だと言って良いと思います。
ただし、リスクはゼロではありません。極めて稀とはいえ血管閉塞という重い合併症がある以上、「どこで受けても同じ」施術ではありません。
だからこそ当院では、解剖に基づいた位置と深さ、入念な逆血確認、少量ずつの慎重な注入を徹底し、リスクが高すぎる部位はお断りするという方針を取っています。気になることや不安なことがあれば、カウンセリングで何でもお聞きください。

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基本情報

項目 内容
正式施術名 ヒアルロン酸注入療法(ヒアルロン酸注射)
施術の概要 ヒアルロン酸製剤を皮膚の下に注入し、しわの改善やボリュームの補充、輪郭形成を行う治療です
施術時間の目安 15〜40分程度(部位・本数による)
費用(税込) 自由診療(保険適用外)。ジュビダームビスタ各製剤(ボルベラ/ボリフト/ボリューマ/ボラックス)1cc ¥72,000(同時施術で2本目以降10%オフ)、ボルベラ0.3cc ¥38,000、笑気麻酔 ¥3,300。ヒアルロン酸溶解注射は自院注入分1V ¥30,000・他院注入分1V ¥45,000。料金の詳細は こちら をご覧ください
リスク・副作用 注入部位の赤み、腫れ、内出血、痛み、むくみ、硬さ・しこり、左右差、アレルギー、遅発性炎症反応。極めて稀に、血流障害(皮膚壊死・失明など)が起こる可能性があります
ダウンタイム ほとんどなし。稀に内出血が出ることがありますが、点状のものが多くメイクで隠せる程度で、1〜2週間で消失します
効果の持続期間 製剤・部位により約12〜18ヶ月(個人差あり)。柔らかいボルベラ・ボリフトは約12ヶ月前後、硬めのボリューマ・ボラックスは約1年半程度が目安です
使用する製剤 ジュビダームビスタ®シリーズ(アラガン社/厚生労働省承認):ボラックスXC、ボリューマXC、ボリフトXC、ボルベラXC
未承認医薬品等について ヒアルロン酸注入で使用する上記製剤は、いずれも厚生労働省の承認を受けた医薬品です。なお、ヒアルロン酸溶解注射で使用するヒアルロニダーゼ製剤(ハイラックス)は国内未承認の医薬品です。国内の医薬品卸業者より医師が個人輸入しています。同一の成分・性能を有する国内承認医薬品はありません。未承認医薬品のため、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります